WWOOF(ウーフ)体験記, 日本編③ 大分で米作りの準備。ホストさんと相性が良くなかった所の話

こんにちは、3度めのWWOOF(ウーフ)を大分で行ったジローです。

大分でのWWOOFは2019年の5月7日から5月25日の計19日間行いました。

 

今回は、日本(大分)でのWWOOFがどんな感じだったのかご紹介していきたいと思います。

ホストさんと相性が悪かった場合にどういうことをするべきか、そういうことも話していきますね。

 

大分での一日の流れと仕事内容

まずは1日の流れをざっとご紹介。前回と同様に表にまとめてみました。

一日の流れ

06:30 起床&お茶

07:00 犬の散歩

08:00 朝食

09:00 仕事開始

13:00 昼食

14:30 仕事再開

17:00 仕事終了&犬の散歩

19:00 夕飯

22:00 就寝

ここでの1日は大体こんな感じでした。

6:30ごろに起きて、お茶だとか白湯だとか飲んだりしてホストさんや他のウーファーさんと話をします。

他のウーファーさんの日本語の勉強を手伝うため、新聞の一角にあるマンガの内容を教えていたりしました。

ひらがなは読めるけど、意味が分からないといった状況なのでそこを英語で説明していきます。

 

僕自身の英語の練習にもなりましたね^^

 

7:00ごろにここで飼っている二匹の犬の散歩に行きます。

散歩コースは日によってさまざま。

車にのって公園に向かう

近くの神社を参拝するコース、車に乗って遠くの公園に向かうこともありました。

毎日1時間くらい散歩します。

休憩中の写真

2匹の犬はかなり元気よく、僕らを引っ張るので引き留めるのが大変でした。

ちなみにこの1時間はWWOOFの仕事時間に含まれません。

 

そんなこんなで8:00少し過ぎに朝ごはんを食べ、9:00から仕事を開始します。

トラクターで畑を耕す

仕事の内容

仕事の種類はさまざまでした。

畑を耕したり、雑草を刈ったり、苗を植える準備をしたり、米の選別をしたり。

 

畑を平たく均す。

ここ大分の日田市、日本最高の猛暑日を記録したことがあるほど暑い。

昼頃には5月中旬というのに30度以上なることも。

それでも12:00~13:00までは仕事をしていました。

 

13:00頃に昼食を食べます。

そして少し昼寝をしたら仕事再開。

仕事の再開は14:30~15:00あたり。

畑に生えた雑草を刈る

そこから17:00くらいまでは仕事をします。

それが終わったら朝と同様に犬の散歩に行きます。

家の近くを1周するだけなのでこれは15分程度。

 

19:00過ぎに夕飯を食べて、皿洗いまで終わったら後は自由時間。といってもかなり少ないですが。

 

作業時間が長い。。。

米の苗代の準備とかで忙しい時期だったらしいんですが、ここは時間をオーバーすることもザラでした^^;

オーバーしたからと言って休みが増えるとかそういうのもなく。

 

早めに終わったと思ったら、次の仕事を振られて結局遅くまで仕事をするという。

ノルマ型ではなくて、仕事時間いっぱいまで作業をするといった感じでした。

 

あまりにもそういうことが多かったので、僕は一度キレてしまいました。

5年ぶりくらいに堪忍袋の尾がきれました。

 

仕事時間が多いのに加え、ホストさんの仕事の頼み方、その他細かいルールなど小さいことが積み重なってしまって。

 

 

一時期バックレようかとも思いましたが、それはホストさんにも悪いなとも思ったので夕食後にホストさんと2人で話し合うことにしました。

「仕事の量が多すぎるのとその他小さいことが積み重なって限界です。今すぐにでもここでのWWOOFをやめたいです。」

というニュアンスで意見をはっきり述べました。

 

話し合った結果、ホストさんは

「君が言ってくれたことを改善するから、せめてあと4日は手伝ってほしい」

ということに。

 

 

その後は環境がかなり改善されたため、当初予定していた日にちまでそこでWWOOFを続けました。

おかしいと思ったらホストさんに交渉することも大事ですね。

 

ただ、交渉の際にホストさんに言われたのが

「小さなことでも不満があれば、溜めないで少しづつ伝えたほうがいい。」

ということです。

 

確かに、溜め込んでしまった僕に落ち度がありました。

ホストさんと相性が悪いと言えども

その関係を円滑にするために、どんな小さな疑問や不満でも常に伝えていくことは大切です。

 

大分で出会ったWWOOFer(ウーファー)達

ここで出会ったウーファーは全部で3人。

・フランスから来た日本を旅行中のカップル

・中国出身でイギリスの大学に通い、日本の大学に留学中の女の子

 

フランスのカップルは僕より1週間ほど前に来ていた模様。

最初は英語でのコミュニケーションに戸惑いましたが、割と向こうも意思を汲み取ってくれて会話は出来ました。

仕事の休憩中にキャッチボールしたり、エアバスケをしたりして楽しむ。

ほうきに乗って飛ぶ

日本には2ヶ月ほどいるみたいで、芸人である「TT兄弟」のネタを覚えていてそれを披露してくれました(笑)

とても微笑ましいカップルの2人です。

 

日本に留学中の中国の子は3月頃にウーファーだったみたいで、ここには花火大会を見に来ていました。

花火大会での一枚

留学中ということもあって日本語はかなり上手。

イギリスの大学に通っていることもあって英語も堪能。

母国語の中国語もあわせてトリリンガルという女性です。

よく笑う可愛らしい子でした。

 

伝統的な日本家屋の1室に宿泊

今回の宿泊場所はホストさん家の1室。

伝統的な木造建築の1軒屋。

4畳半の空間にベットがぽんっとある感じ

ちゃぶ台もあるにはありましたが、ちっちゃくて荷物置きと化していました。

残念ながら部屋の写真はネズミが出現したときに撮ったこれしかありません^^;

僕が初めて見たネズミ

前の熊本がかなり良すぎましたが、普通に過ごしやすい部屋でした。

 

食材にこだわりのある料理

ここでの食事はホストさんが食材にめちゃくちゃこだわっていてかなり美味しかったです。

とある日の夕食の一品。

朝はホームベーカリーを使って作られた米パンとフルーツ入りのヨーグルトを頂きました。

こだわりの玄米から作られた米パンは、もちもちとした食感で口にいれると甘みが広がります。

 

昼は何食べたかあまり覚えてないです^^;

玄米が主でしたが、焼きそばとか食べてた気もします。

とりあえず美味しかったです(笑)

 

で、一番豪華だったのが夕飯。

ここの奥さんはかなり料理がお上手。

とある日の夕食。ハンバーグ

レシピ本を参照しながら毎日時間をかけて料理を作っていました。

とある日の夕食2。品数がかなり多い

かなり美味しかったのですが、問題が一点。

 

ルールが多すぎる。。。

その問題というのがルールが非常に多い。

それを上げていくと、

  1. 誰がどのコップを使う、どの箸を使うかが決まっている
  2. ホストさんが戻ってくるまでご飯を食べてはいけない
  3. 食後お皿を運ぶ時に重ねてはいけない
  4. コーヒー、紅茶の入れ方に決まりがある

などなど。

 

どのコップ、箸を使うかが決まっているというのが一番面倒くさかったです。

覚えないと配膳の手伝いすらできない。

 

2の「ホストさんが戻ってくるまでご飯を食べてはいけない」なんですけど、ホストさんがめっちゃ戻ってくるの遅いときがあるんですよ。

 

みんなで一緒に食べるのがルールらしく、配膳完了して20分くらいホストさんの帰りを待っていました。

以前、他のウーファーさんが先に食べてしまって怒られたそうな。

ご飯冷めるから先に食べさせてもいいのになとは思いました。

 

暮らし的には別に問題なかったんですけど、すごく伝統やルールを重んじるところで息が苦しかったです。

ただ、日本の伝統的な食事や文化を学べるという点では良かったと思います。

 

 

市街地を探索したり温泉へ出かけた休日

休日は1週間に1回ということで、合計3回ありました。

その1日は、フランスのカップルウーファーさんとホストさんと一緒に地元の市場に出かけました。

商品の説明を受ける様子

特に何を買ったとかはなかったですね。

フランスのウーファーたちは日本の陶器を買っていました。

 

その次の休日は、せっかく大分に来たということで10kmほど自転車を漕いで温泉に行ってきました。

100円で入れるという温泉

僕はこれまで温泉に入ったことがなかったのですが、温泉ってぬめぬめするんですね。

割と熱いなという印象。でもかなりリラックス出来ました。

 

最後の休日は日本に留学に来ている中国の子と一緒に町を探検。

日本一大きな杉げたがあるお店

ホストさんの家の近くがちょっとした観光名所になっているということもあって見ごたえがありました。

昔は城下町だったそうな。

カフェにも行ってきました

ここに来たウーファーがよく行くというカフェにも行ってみました。

おしゃれなでリラックスした空間。

ここのオーナーさんは折り紙が得意だそうで、お土産として折り紙の作品をもらいました。

 

そしてその日の夜は花火大会があったので、みんなでお出かけ。

寝転がらないと全体が見えないくらい近くで上がる花火は圧巻でした。

花火大会の様子

 

大分でのWWOOF(ウーフ)はコミュニケーションの大事さを実感!

正直大分でのWWOOFはホストさんと合わなかったこともあり、一番苦い思い出です^^;

楽しい事ばかりではないんだなっていうことをここで実感しました。

 

自分の意見を伝えることの大切さや、ホストさんと積極的にコミュニケーションを取ることの大切さに気づけたのは良かったです。

 

ホスト選びはやっぱり慎重にやらないといけませんね。

今回のホストさんは他のウーファーからのフィードバックは良かったのですが、自身を紹介する文章がかなり硬めでなんとなくホストさんと馬が合わない気がしていました。

 

フィードバックや写真をみたりしてホストさんの雰囲気を知ることも大切ですが、その自己紹介文を読んでなんとなく合わなさそうと思ったらその直感を信じてみてもいいでしょう。

 

ほわっとしたアドバイスになりますが、フィーリングが意外と役に立ちます。

他の方のフィードバックを読むと良いことが多く書いてあったので、僕にとっては相性の悪いホストさんだったのでしょう。

 

海外版のWWOOFでのホストの探し方のリンクになりますが、ホストを選ぶうえでどういうところを見るべきか共通しているのでこちらも目を通してみてください。

 

WWOOFをしているホストさんは相性こそありますが、ほぼ全てのホストさんが信念をもって活動している優しい方ばかりです。

人と人との関係なので、ときには僕のようなこともありますがどこへ行ってもいい経験になりますよ。

 

それではこのへんで。

ここまでお読みいただきありがとうございました。