WWOOF(ウーフ)体験記, 日本編② 熊本で出会った元旅人のホストさんとの話。

こんにちは、2度目となる日本でのWWOOF(ウーフ)を熊本で経験しましたジローです。

熊本でのWWOOFは2019年の4月25日~5月5日の計10日間お世話になりました。

 

地元沖縄から外に出てから初めてのWWOOFだったので、ホストさんに会うまではかなりドキドキ。

 

熊本では元旅人のホストさんにお世話になり、最終日にはギターと三線でミニコンサートを開くことに!

三線を初めてちょうど1ヶ月というタイミングで一緒に演奏するという経験をした熊本でのWWOOF。

 

今回はそんな「日本(熊本)で出会った元旅人であるホストさんと、ギターと三線でミニコンサートまで開いたWWOOF体験がどんな感じだったのか」について話したいと思います!

 

1日の流れや仕事内容、宿泊場所などなど僕の1日を丸ごとご紹介していきます!

 

一日の流れと仕事内容

まずは1日の流れをざっとご紹介。前回と同様に表にまとめてみました。こちらをご覧ください。

一日の流れ

05:30 起床

06:00 ビニールハウス内で植え付けに向けた作業

08:00 朝食

08:30 ビニールハウス内での作業

11:00 午前中終了

12:00 昼食

15:00 ビニールハウス内での作業

16:30 終了

19:00 夕食

22:00 就寝

熊本でお世話になったのはミニトマトを育てる有機農家さん。日によって違いますが大体こんな感じでした。

 

ホストさんは世界20カ国以上を旅し、故郷の南阿蘇村に戻ってきたという元旅人の方

世界を飛び回ってきただけあって話も面白いし、僕が過ごしやすいようにたくさん気を使ってくれました。

 

仕事の流れ

仕事内容の話をしていくと、起床時刻は沖縄のときとほぼ同じで5時半頃。

農家さんの朝は早いですね^^;

 

そっから準備を早急に済ませ、6:00に車で10分ほどのところにある農園に向かいます。

 

今回はミニトマトの苗を植えるための準備をしていきました。

初日のビニールハウス内の状況。

ビニールハウスは全部で3棟。横幅6mほどで縦に50mといった奥行きのあるビニールハウス。

それぞれの場所で雑草抜いたり、雑草防止のために枯れ草を敷き詰めたり。

 

これがまた時間がかかるんですよ。

雑草根っこから抜かないとまた生えてきてしまうので慎重に作業を行います。

そのためすべての雑草を抜き終わるまでに丸2日かかりました^^;

 

有機農家さんだと除草剤も使わないからので雑草が一番の敵です。

 

 

そういう作業をしていくのですが、2時間経った8:00に隣にある作業場へ移動して朝食を食べました。

ビニールハウスの隣りにある作業場

ホストさんと軽い世間話をしながら朝食を食べます。

最大10連休のGWの話とか、阿蘇山が噴火したとかそんな話をしました。

 

朝食を終えたらまたビニールハウス内に戻り作業を開始。

2日目あたりの様子

たまにホストさんのお母さんが作業を手伝いに来てくれて、3人で分担しながらの作業。

ビニールハウス内での作業はかなり暑いので、ホストさんと一緒に30分~1時間ごとに休憩を取っていました。

お菓子と大量の水を買ってきてくれていたので、すごくありがたかったです。

枯れ草を敷き、竹のパウダーを振りまき、水をやるためのチューブを伸ばす。

昼頃になるにつれて、温度も徐々に上がりビニールハウス内は35度近くまで上昇。

11:00になったらこれ以上の作業は危ないということで一旦家に戻ります。

 

そして家で昼食を食べ、お昼寝をして15:00ごろにまた出発。

雑草防止、土の乾燥を防ぐためにマルチを敷く

たまに作業が長くなってしまう日がありましたが、そういうときには次の日を午前中だけというように時間を調整てくれました。

支柱を刺していく

仕事終わりには近くの銭湯に連れて行ったりもしてくれました。

僕の地元の沖縄には銭湯が全くと言っていいほどなく、僕自身も入ったことがなかったのでその経験は新鮮でした。

 

19:00には夕飯を食べ、その後は自由。

その自由時間は沖縄で出会ったウーファーの子たちと近況を報告しあったり、読書して過ごしたりしていました。

そして22:00ごろに就寝します。

 

沖縄でのWWOOFの記事はこちらからどうぞ

 

話が飛びますが、最終日にはホストさんの友人や知り合い、近所の農家さんを呼んで総勢10名以上で2088個ものミニトマトの苗を植えていきました。

人数が多いだけあってそれだけの数を2時間かからずに植え終わりました。

苗を植えながら、たくさんの人と交流ができたのでとても楽しかったです。

 

ホストさんの人望の厚さを感じることができましたね。

ホストさんの友人、手伝ってくれた方々と

 

 

他のWWOOFer(ウーファー)達

今回は他ウーファーさんはいませんでした。

ここのホストさんにとって僕は初めてのウーファーらしく、色々試行錯誤しながらやり取りをしていました。

ウーファーがいない分、ホストさんと仲良くなれました。

今でも連絡を取り合う数少ないホストさんです。

 

ウーファーが1人の場合は、必然的にホストさんと関わる時間は多くなりますし自分の時間も確保できます。

作業自体もホストさんと一緒にする場合が多いですね。

 

ウーファーが2人以上の場合は、ホストさんと別でウーファー同士で仕事をすることが多くなります。

ウーファーと関わる時間が長いので、ホストさんとよりもウーファー同士で仲良くなることの方が多いですね。

 

ホストさんにもよるので一概には言えないですが、初めてのWWOOFをするのなら複数人ウーファーがいるところを勧めます。

ウーファー同士で仲良くなれれば、今後連絡を取り合って合流するといったこともできますし。

あとは、仕事がきつくても話し相手がいることで楽にもなりますしね。

 

宿泊する場所

ここの宿泊場所はかなり最高でした。

ホストさんは知人の別荘(ログハウス)を借りて住んでいて、僕はその2階を使わせてもらえることとなっていました。

内観1

トイレはあるわ、風呂場はあるわ、こたつはあるわ、テレビもあるわ、といったように一人暮らしに必要なものは何でもあってかなり快適な暮らしが出来ました。

内観2

寝るときは屋根裏に上がり、そこの布団で寝ました。

おしゃれな空間ですごいリラックスできたのを覚えています^^

 

食事について

最初の5日間くらいは朝食を仕事前、6:00頃にホストさんと一緒に食べていました。

ホストさんが早朝からわざわざ調理してくれて本当にありがたかったです。

茶碗に大盛りのご飯と納豆、目玉焼き2つに大きめのソーセージ3つ、そして軽いサラダと言ったかなりの量。

 

5日目以降は忙しくて、ビニールハウス近くの作業スペースでトーストを頂いていました。

 

昼食は日によりますけど結構これもガッツリ系。毎日ホストさんが作ってくれました。

ご飯とチキンとにんにくの芽とサラダ

男飯って感じで味は濃い目。そのためご飯が進みいつも満腹になるまで食べていました。

 

夕飯も同じ感じでしたね。

カルボナーラとサラダ

ですがレパートリーは多く、食事に飽きるということはなかったです。

ホストさんは料理が上手で毎日おいしい食事が食べられました。本当に感謝です。

初日の夕飯。お酒のつまみに合うちょっと辛めの味付け

 

休日の過ごし方

僕はここに10日間しかお世話になっていないのでここでの休日は1日。

雨の日になっちゃって観光とかは何もしていませんが、読書したり三線を練習したりしていました。

 

休日ではないですが、ミニトマトの苗を植える前日にホストさんの友人をここの農園に呼んでキャンプするのがお決まりだそうで、その中に混ぜてもらいました。

ホストさんの友人が持ってきたキャンプ道具一式

このキャンプ中に、ホストさんと僕とでミニ演奏会を開きました。

ホストさんがギター、僕が三線で「涙そうそう」と「島人の宝」の2曲を演奏しました。

キャンプの様子

動画は重すぎてアップロードできないのですが、結構盛り上がりました。

涙そうそうの練習風景(初日)

練習風景ですが、本番に向けてこんな感じでホストさんと練習していました。

 

この時三線を始めて1ヶ月そこらだったのですが、こうやって誰かと演奏するのはとても楽しいなって感じました。

楽器あると話題できますので、もし余裕があれば何かしらの楽器をもって旅に出てみては?

ホストさんの友人とその子どもたちとの1枚

 

熊本でのWWOOF(ウーフ)はこんな感じでした!

熊本でのWWOOFは沖縄とかなり違いましたが、これも楽しかったです。

なによりもホストさんと一緒に仕事ができ、話す時間がかなり多かったのが良かったですね。

旅の話、ホストさんの友人との話、僕の今後についての話などなど。

 

あとは、一緒にギターと三線でセッションができたことも思い出に残っています。

ホストさんと一緒に練習したことで三線の腕も一段と上がりましたし。

「人と一緒に演奏するってこんなに楽しいんだ!」と気づくことができました。

 

ウーファーが1人だけでもいい感じにたのしめますね^^

いろんな出会いがあるWWOOFをぜひ一度やってみてはどうでしょう?

 

それではよい旅を!