WWOOF(ウーフ)体験記, 日本編④ 岡山の蒜山高原に住む家族の一員として迎え入れられた話。

こんにちは、4度目のWWOOF(ウーフ)を岡山で行いましたジローです。

岡山でのWWOOF先には2019年の5月31日から6月14日までの計15日間お世話になりました。

 

ここでは、どこよりもホストさん家族と密接に関わることができた場所でした。

他の家族の様子が垣間見れて、僕の家族との違いや家族のあり方について考えさせられたWWOOFです。

 

今回は日本(岡山)で出会った「家族の一員としてのWWOOF」がどんな感じだったのかについてご紹介していきたいと思います!

 

今回お世話になったホストさん

今回お世話になったのは岡山の蒜山高原に住んでいる家族のホストさん。

そんな家族の一員として迎え入れられました。

 

奥さんと旦那さんと小学生の娘さんの3人家族。

 

すごく天真爛漫な娘さんで、ニワトリを追いかけ回したり、くわの実を木に登って取ったり、蛇を捕まえたりしていました。

1人っ娘とはいえ楽しそうにしているなって印象でした。

家の前にいた蛇を捕まえる

ここは奥さんがすごく農業の知識があって勉強会を開くほどの実力でした。

また、ピラティスというヨガ的なもののインストラクターでもあり外見はすごく若々しかったです

小柄で誰からも好かれるだろうなと思われる、物腰の柔らかい方でした。

 

 

旦那さんは純日本人と思えないくらい顔が濃ゆく、ジョン・レノンに似ています。

方言が強く「~じゃけえ」が語尾につき、50代なのに腹筋がバッキバキに割れていてびっくりしました(笑)

 

奥さんと比べるとおしゃべりではなかったですが、幅広く自然に対しての知識を持っておりとてもユーモアに溢れた方でした。

最後の日にホストさん一家と撮った一枚

 

一日の流れと仕事内容

次に1日の流れをざっとご紹介。いつも通り表にまとめています。

一日の流れ

06:30 起床

06:40 朝食

08:00 仕事開始

12:00 仕事終了&昼食

14:00 仕事再開

16:00 仕事終了、自由時間

19:00 夕食

22:00 就寝

1日の流れはこんな感じでした。

6:30に起床し、ホストさんとご飯を食べます。

色々準備をして8:00頃に農場に向かい、仕事開始。

 

ここでは主にミニトマトを育てるための準備をしました。

熊本のときもミニトマト農家さんでしたが、ここではミニトマト以外にもたくさんの品目を作っていました。

 

雑草防止などのためにマルチを敷く

作業はホストさんと一緒のときが多かったです。

支柱をさして通路を干し草で覆う

有機農家というだけあって、枯れ草を敷いたり、菌を撒いたりと手間がかかります。

刈り終えた雑草を集め、干し草の上にかぶせていく

ここの旦那さんにロープの結び方、天気の見方などを教えてもらったり、ここでの暮らしはどんな感じなのかを話してもらったりしながら作業していました。

 

12:00にはどこからともなく音楽が流れます。

田舎ならではですかね。

その音楽を合図に、午前の仕事を終了してお家へ引き返して昼ごはんを食べます。

 

ご飯の後はお昼寝するのが日課だそうで、僕もそれに習って仮眠を取りました。

14:00になるとまた仕事へ向かいます。

 

午後は雑草をひたすらむしる。

ちいさな芽がでたスイートコーンに養分を行き渡らせるためにただただむしる。

雑草むしり

これはホストさんとは別で、音楽を聞きつつ歌いつつ2時間ほど作業。

暑いので銀色のアルミで作られた帽子をホストさんから貸してもらいました。

 

この帽子の見た目は少し変ですが、かぶるとかぶらないのでは作業のやりやすさがぜんぜん違う。

暑さがまるでなくなります。

 

大体16:00ごろに仕事が終わり、その後は自由。

適当にそのへんを散策したり、ホストさんと一緒に直売所に行ったり、本読んだりしていました。

 

で19:00にご飯を食べて、お皿を洗えば自由時間。

 

ここの家族が面白かった所は、テレビをご飯が終わったあとの1時間だけみんなで見るということ。

それ以外はテレビを付けない。

家族3人で録画したものの中から「何が良い?どれにする?」と毎日楽しそうに話し合って決めていました。

 

それで決めた番組を3人でツッコミを入れながら見ているのがとても微笑ましかったです。

 

食卓を囲んでいたときも楽しそうに今日あった出来事を話し合っていたので、そういうのって良いなあと思っていました。

 

それで22:00くらいに就寝となり、一日が終了します。

 

宿泊場所と他のWWOOFer(ウーファー)について

宿泊場所とウーファーについてご紹介していきます。

 

他のWWOOFer(ウーファー)

今回は他のウーファーはおらず、熊本同様一人でのWWOOFとなりました。

ホストさん曰く、日本人はかなり久しぶりに受け入れたとのこと。

やはりWWOOFを行いにくる方は外国の方が多いみたいで、日本人は1年に1回くるかどうかだそうです。

 

宿泊する場所

今回の宿泊場所はホストさんの家の1室でした。

前回と同じく4畳半のお部屋。違うのはベッドではなく布団ということ。

部屋の片隅

部屋全体を写した写真がありませんでした^^;

 

窓から気持ちのいい光も差し込んできますし、何より和室でしたのでくつろぎやすかったです。

基本はここで三線弾いたり、読書したりして過ごしていました。

ホストさんが農業関連の本を沢山貸してくれたので、それの勉強とかもしていました。

 

食事について

なんと今回料理の写真を一枚も取っていません^^;

申し訳ないです。

 

とりあえず、朝食は毎日サッと食べられる卵かけご飯と味噌汁。

旦那さん、奥さん、小学生の娘さんと一緒に食卓を囲む。

 

卵はそこで飼育している鶏からいただきます。

卵かけご飯と言っても上にかける具材が豊富で、刻みのり、塩、ごま、梅、醤油などなど。

それぞれが醤油差しのような入れ物に入っておりそれを選んでトッピングします。

写真の代わりにイラストやの素材を組み合わせてみました。 

 

お米も自家製でもちもちとした甘みのある美味しいものでした。

お昼はそこの奥さんが作るカレー。なんとカレーのルーは使わずスパイスから毎日作っていました

そのため味が毎日微妙に違う。

味は甘めでさっぱりしていて、口内でベタつかないのが良かったです。

匂いもそこで取れたハーブがいいアクセントになっていて食欲をそそります。

カレーはどちらかというと緑色に近かった

夕飯は毎晩変わりました。

収穫の時期であったスナップエンドウ、にんにくの芽やそら豆などをおかずとしていただきました。

ここはお米、スナップエンドウ、ナス、スイートコーンなど多品目を育てている農家さんなので、ほとんどの食材を自給自足しているようです。

 

さらにミニトマトは4種類ほど育てていて、それをとある夕飯でいただきました。

食べた瞬間にわかるくらい甘みが違いました。

ジロー
うまっ!!

と、おもわず声が出てしまうくらい。

有機で作った野菜って美味しいんだなと実感しました。

 

休日について

休日は全部で2回ありました。

日本ならどこでも週休1日が一般的です。

 

ホストさん曰く、ここ蒜山高原は全長30km近くのサイクリングコースが設置されているとのこと。

なので休みの1日はホストさんからマウンテンバイクを借りて蒜山高原を1周してきました。

蒜山高原での1枚

アップダウンはそこまで頻繁にはなく、すごく走りやすい。

自然の中を走り抜けるのは気持ちが良かったです。

 

次の休日はホストさん一家とフォレストアドベンチャー的なところに行きました。

ホストさん夫婦

スライダーで大自然を駆け抜け、綱を渡ったり、とにかく楽しかったです!

かなり高い場所を綱で渡る

休日ではなかったですが、その他にも庭がお花でいっぱいの方の家を訪れたり、田舎の行事に参加させてもらったりもしました。

バラが咲き誇る庭を持つ方との一枚

 

岡山でのWWOOF(ウーフ)はこんな感じでした!

岡山でのWWOOFは家族のあり方に気付かされました。

テレビやスマホを使わずに、みんなで話し合う時間って大切だなと思いました。

家族で今日あったことを話し合うっていいですよね。

 

小さなお子さんのいる農家さんにお邪魔すれば、そういう新しい家族のあり方とか発見できるかもしれませんね。

ホストさんは本当にさまざまな人がいますよ!

 

それではこのへんで。

ここまでお読みいただきありがとうございました^^