workaway(ワークアウェイ)体験記① オーストリアでの1日、仕事内容や休日の過ごし方をご紹介。

こんにちは、初めてのworkaway(ワークアウェイ)をオーストリアで行いましたジローです。

オーストリアのホストさんには2019年の10月16日から11月14日までの期間お世話になりました。

今回はオーストリアでのworkawayを「ホストさんを選んだ理由から実際のworkawayの暮らしまで」をご紹介していきます!

 

ホストさんと会うまで

まずは、ホストさんに会うまでの流れを説明していきます。

 

ホストさんを選んだ理由

ホストさんにメールを送ったのそこに行く3週間前です。

そこのホストさんに決めた理由は全部で4つ。

  1. 他のワークアウェイヤーからの評価が高くほぼ星5だったから
  2. フィードバックが10個以上あり信用できたから
  3. 返信速度が1日以内だったから
  4. 僕が行く予定の10月~11月もワークアウェイヤーを募集していたから

というわけです。

 

初めてのworkawayだったのでかなり無難に行きましたね(笑)

ちなみにホストさんにメールを送ったのはそこへ行く3週間前です。

 

ホストさんとのやり取り

ホストさんのページに書いていた通り、メールを送ったその日の夜には返信がきました。

「Hi. In general you are welcome, how does your timetable looklike?」

(こんにちは、その期間は受け入れ可能だよ。具体的にいつからいつまでの期間に来る予定なの?)

とのこと。

 

なので僕は

Thank you for your reply!

I’m gonna get to there on October 14th and leave there on November 12th.

(返信ありがとうございます。そちらには10月14日~11月12日までお世話になる予定です。)

と返信。

割と事務的なやりとりですよね。

 

それを送ってまもなく

I put on you on timetable for these days!

(君が来る期間をタイムテーブルにくわえたよ!)

ときました。なんと仕事が早いホストさんだろう。

(ここでいうタイムテーブルというのは、ホストさんがワークアウェイヤーの数を管理するために記録しているシフト表みたいなものです。

ダブルブッキングしないようにしているのだとか。)

 

その返事の後、僕は

Thank you! I’ll contact nearer the time.

(ありがとうございます、日が近くなったらまた連絡するね!)

と返しました。

日にちまで決まっちゃえば、特にやることは何もないです。日付近づくまでは自由に過ごしましょう^^

 

 

そしてそこへ行く2日前もう一度ホストさんにメールを送りました

内容は、

HI, I’m gonna go to Austria tomorrow evening. And I’ll get to the station at 2 pm on day after tomorrow.

(明日の夕方にオーストリアに到着します。そして駅には明後日の2時ごろにつく予定です。)

というメールです。

 

それに加え、ホストさんの家の場所がサイトからでは分かりづらかったので

I tried to search detailed location information of your farm, but I couldn’t get that.

So, could you tell me exactly your adress?

(あなたの農場の位置情報を探したのですが、見つけられなかったです。

なので、あなたの農場の正確な住所を教えてくれませんか?)

と書いておきました。

 

というのも今回のホストさんは公共交通機関を利用してホストさん家に行くタイプだったからです。

 

ホストさんには2種類いて

・ワークアウェイヤー達が公共交通機関などを利用し自らホストさん家に赴くタイプ

・近くの駅などを集合場所にして、ホストさんがそちらに迎えに来てくれるタイプ

というタイプに分かれています。

7~8割のホストさんは後者のタイプです。

 

前者のタイプの場合は、先ほども書いたようにホストさんから住所を送ってもらいましょう。

送ってもらった住所をGoogleマップに打ち込めば迷わずにそこへいけます^^

 

 

先ほどのメールを送った後の翌日、しっかりホストさんから住所が送られてきました。

Googleマップにコピペして場所を確認。

 

それを終えてすぐに

Thank you! I’m gonna get to there at 4 pm.

See you tomorrow.

(ありがとうございます、4時ごろそちらにつくと思います。それでは明日会いましょう!)

と送ってやり取りは終了しました。

そしてついにホストさんに会うことに。

前日は「どんなホストさん何だろう?」と緊張しながら眠りました。

 

他のワークアウェイヤーとの挨拶

ホストさん家につくと、まずは荷物を置くために今回泊まる部屋を紹介してもらいました。

3階建ての家の地下。2段ベッドが計4つ、最大7人が泊まれるワークアウェイヤー専用の部屋。

地下のボランティアのための部屋。写真外も合わせて2段ベットが4台。

そこで他のワークアウェイヤーと軽く挨拶を済まします。

・ここにいつからいるのか

(How long have you been hear for?)

 

・ここにどれくらいいるつもりなのか

(How long will you be staying?)

 

・ここでの暮らしはどんな感じか

(How do you like living here?)

といった内容がいつも聞かれるし、僕からも尋ねる王道のパターン。

 

僕がきたときにそこにいたワークアウェイヤーは5人。

・ドイツ出身の将来、自給自足の生活をしたいという青年

・同じくドイツ出身で、大学を終了したから就職前にいろんなことを見たいという青年

・フランス出身でヨーロッパ周遊を計画する女の子2人

・イタリア出身で同じくヨーロッパを周遊を計画している青年

やはりヨーロッパの方が多いです。

仕事へ向かうworkawayerのみなさん

 

話を聞くと、午前中のみに仕事があって午後は自由。夕飯は7時から。

7時にホストさんの住む3階に上がって夕飯をみんなで食べるらしい。

 

夕飯

7時になると夕飯を食べにみんなで3階に上がります。

 

食事の支度

ホストさんと一緒にみんなでお皿を配膳したり、水を入れたり。

そこにはレコードを流せる機械があったので、それのセットをしたりもしました。

曲はビートルズやクイーンと言った有名どころから、アフリカの民謡のようなものまで幅広く。

レコードを流せる機会

食事の内容

気になる食事の内容ですが、オーストリアの夕飯は料理はせずにパンにバターやジャムを塗って食べるというのが伝統的だそうな。

日本なら朝ごはんのメニューですね^^;

配膳中の様子

 

そのパンたちの他に昼食の余りもの(サラダやスープ)も一緒に出てきました。

パンはオーブンを使って作っている自家製で、ライ麦パンのように茶色っぽく日本の食パンよりは2まわり小さい。

小さいので結構な量を食べないとお腹が空きます。

 

食卓での会話

一緒に食事をとるわけなのでもちろん会話が発生します。

会話の内容はというと

・今までどこを旅してきたのか

・旅の予定はどんな感じなのか

・日本のことについてあれこれ

WWOOF(ウーフ)をしていた時もそうでしたが、そこへ来た初日は質問がめちゃくちゃ飛んできます。

英語になれるまではこの質問ラッシュには苦労しました^^;

 

練習あるのみですね。

事前に質問がくるであろう内容は考えてシミュレーションしておくと良いかもしれませんよ。

 

僕のことについて一通り答え終わると、ホストさんがやっているワークショップのことについて話したり他のワークアウェイヤーの話になりました。

 

あとは他の国の言語の話など。

「フランス語でバターはこんな風に発音するよ。」

とか言ってそれを練習したりもしました。

 

食後の過ごし方

全員が十分に食べ終わったら、食器をシンクに持っていきテーブルを拭きます。

洗い物は7人いるうちの2人。日によって洗う人を交換していく感じです。

 

片付けが終わったらホストさんに「おやすみ、明日の朝ね」と声をかけて僕らの部屋に移動しました。

 

大体いつも8時頃。結構みんな静かなときもあれば、ボードゲームをしたりするときもあります。

あるときはみんなで町におりてバーに行ったり、家の近くにある大きな空き家を探検したり。

懐中電灯1つで挑んだ空き家の探検はすごく怖かった。

バーにあるボードゲームで遊ぶworkawayerの2人。

どっかに出歩かなければ、23時頃に消灯して眠りに入ります。

 

朝食の内容

いつもみんなは朝食ギリギリまでベッドの上でゴロゴロしていました。

起きていない人ももちろんいましたが。

7時10分くらいになるとみんな3階にあがって朝食をとります。

ホストさんの部屋。ここで食事を食べる。

 

内容はリンゴやブドウといったフルーツに、3種類の植物の種をオーツ麦のシリアルとともに混ぜ、ジャムを入れてお湯をかけて食べるといったもの。

リンゴや植物の種はすべてホストさんの庭から収穫したものをつかっていました。

 

最初の方はオーツの味のなさにびっくり。食感もねっとりしていて「まずくはないけど美味しくはない」といった状況。

日が経てばそんなことは気にならなくなり、むしろ美味しく感じるようになったのは良かったです。

 

食卓での会話

会話はというと、朝はどうも皆さん眠いらしく口数はかなり少ない。

レコードから流れる音楽が食卓を包んでいました。

食事も終わりかけというときに誰かが口を開き「今日は何をするのか」をホストさんに尋ねます。

それで仕事内容が決まるというわけです。

 

朝食後の流れ

仕事内容がわかったら、夕飯のときと同じ流れで食器をシンクに持っていきテーブルを拭きます。

それが終わり次第、下に降りて歯を磨いたり作業着に着替えたり。

作業着の貸し出しはないですが、長靴や軍手、レインコートといった必需品はワークアウェイヤー用として用意されていました。

 

それらをつけたら地上に上がり仕事を始めます。仕事開始は8時から

 

仕事の内容

ここでの仕事内容は、新しい機能的な庭をつくるために植林をするというのがほとんどでした。

縦100m、横30mのフィールドの外周を囲むように木を植えていく。

木の苗

 

この植林の準備がかなり時間がかかりました。

他の動物が入ってこないように柵をたてるのですが、木や草が邪魔で建てられません。

柵を建てるためにそういう木や草を、のこぎりや鎌で切っていくことに。

柵を建てる様子

 

柵をたてたら、フィールドに穴を掘っていきます。この穴がまたかなり深い。

深さ2m以上、直径80cmの穴を掘っていきました。

穴を掘っていきます

こういう作業はかなり疲れるのですが、やりきった感があって僕は好きでしたね。

 

この作業が8時~13時まで、5時間ぶっ通しで行われます。

みんなで穴を掘っていきました

もちろんぶっ通しとはいえ、途中でリンゴをかじったり水を飲んだりしながら休憩をとりつつ。

会話をしながらの作業だったので、その時間自体はかなり早く感じました。

 

昼食の内容

仕事が終わったら昼食の準備が始まります。

サラダをつくるため、庭に植えてあるトマトを収穫したりネギやサラダ用の葉を少しずつ集めるのが日課。

一つひとつは小さいし薄いので量がなかなか集まらない。

 

ちょこちょこ収穫しながら、口に運んで空腹を気持ち程度だけ紛らわせたり。

サラダの収穫

全員が食べれるくらいの量が集まったら、ちゃちゃっと着替えたあとに3階へ向かいます。

 

料理はホストさんが仕事終わってから作り始めるので、用意が終わるのは大体2時ごろ。

僕らは野菜をカットしたり皿を配膳したりするのが主な仕事です。

 

昼の食事内容は毎回変わります。

あるときはパスタ、あるときはスパゲッティ、あるときはお米。

それらにカボチャとスコッシュ、ズッキーニをベースとしたスープがついてきます。

 

ここではほぼすべての食材を家の庭で取れたもので補っていました。

ホストさん自身がベジタリアンということもあって、ここでは肉を食べませんでした。

ですが、意外と肉を食べなくてもやっていける。

フランスでWWOOFをしていたときにもベジタリアン生活をしていたからかもしれません。

 

 

食後は、ホストさんのお母さんが作ってくれたケーキを頂きます。

これが手作りとは思えないほど美味しい。

みんなこの食後のケーキを楽しみにしていました。

 

昼食終わりにも、お皿を洗ってテーブルを拭きます。その後は19時まで自由時間です。

 

自由時間の過ごし方

自由時間に何をするのか。

晴れた日には外で日の光を浴びながらボードゲームをしたり、トランポリンの上で寝転びながら本を読んだり。

他のworkawayerのみんなとボードゲーム。

他のワークアウェイヤーは自転車で町へ出かけたりもしていたようです。

 

僕は三線を弾いたり、読書したり、お昼寝したりして過ごしていました。

特に何をするわけでもなく、ボーッと日光浴をするのも好きでしたね。

 

ここでの暮らしのタイムテーブル

一度、ここでの暮らしの1日の流れをまとめてみます。

一日の流れ

7:00 起床&朝食

8:00 仕事開始

13:00 仕事終了

13:30 昼食

14:30 自由時間

19:00 夕食

20:00 自由時間

23:00 就寝

月曜日~金曜日まで、このスケジュールで動いていきます。大まかな流れはこんな感じです。

仕事も自由時間もバランスよくとれていました^^

 

休日の過ごし方

休日は毎週土日の2日間もらえます。

他のワークアウェイヤーはこの休みを活かして、ウィーンに1泊2日で出かけたり、近くの町にでかけたりもしていました。

 

僕も同様に町へ出かけたりもしましたが、大抵はハンモックに揺られながら本を読むか、三線の練習をするかの2択。

ハンモック

お金がなかったというのもありますが、本を読んだり三線を練習したりするのが純粋に楽しかったからです。

 

ホストさんと別れるとき

出会いがあれば別れもつきものですよね。

1日1日を見てみると月日が流れるのは遅く感じるかもしれませんが、振り返ってみると時間の流れは早いものです。

ホストさんの家を去る日が迫ると「時間が経つのは早いね」といった類の会話が横行します。

 

ちなみに、英語で「時が経つのは早いね」というのは

「Time flies.」

といいます。

「時が飛んでいく」って直訳でもイメージしやすいですよね。

 

「Time flies so fast!」とか「How time flies!」なんて言ったりもします。

 

会話ではこういう風に使いました。

「Two weeks  have already passed! How time flies! 」

(もう2週間も過ぎちゃったよ。なんて時間が経つのは早いんだろう!)

って感じです。

 

そんな会話をする中、いつもそこを去る前日に「最後に1曲きかせてよ」という流れになります。

そこで僕は三線を披露します。

あまり上手とは言えませんが^^;

ホストさんのYoutubeに載っけてくれました!

ホストさんのYoutube

楽器を持って旅するのは大変ではあるけれど、その反面人と繋がりが深くなるという面でオススメですよ!

 

ホストさんの家を去る前日に「明日何時頃に出るのか」はどこに行っても聞かれます。

バスなども考慮した時間を伝えると、ホストさんは駅まで僕を送ると言ってくれました。

 

ホストさんとの別れはいつでも寂しいもので、車の中で会話をしているとついつい涙が溢れてしまうことが多いです。

 

最後にホストさん、ワークアウェイヤーの人たちと握手やハグをして別れを告げます。

 

オーストリアでのworkaway(ワークアウェイ)はこんな感じでした!

ざっと書いてみましたが、オーストリアでのworkawayはこんな感じです。

仕事が午前中だけというのがとても良く、ストレスを感じることなく毎日を過ごすことができました。

 

そして、オーストリアのホストさんは今までのホストさんの中で一番仲良くなり「もし沖縄で農業をするなら講師として教えに来るよ」とまで言ってくれました。

1か月という期間の中でここまで親しくなれるとは思いもしませんでしたね。

 

他のワークアウェイヤー達とも、連絡を取り合いそれぞれの旅の状況を報告し合っています。

 

ここでのworkawayはホストさんだけでなく、他のワークアウェイヤーとの会話も充実し、とても刺激的で楽しいものでした。

海外の暮らしを体験してみたいといった人には非常にオススメのものなので、興味がある方はworkawayをぜひ使ってみてください!

 

もし興味がありましたら、登録方法などを1から紹介していますので下のリンクからどうぞ!

  1. workawayの登録方法
  2. workawayプロフィールの書き方
  3. workawayホストさんへメールを送り方

それでは!