シェンゲン協定の90日間を超えてオーストリアに入国、滞在できるのか?実際に試してみた。

      2020/02/12

こんにちは。ジローです。

 

ヨーロッパへ長期間旅行する方ならご存知であろうシェンゲン協定。

「あらゆる180日間で90日間はシェンゲン圏に滞在可能」ってやつです。

 

調べてみるとオーストリアは例外で理論上は条件さえ合えばシェンゲン協定を超えて滞在できるとのこと。

しかしその条件がめちゃくちゃ分かりづらい^^;

 

僕もヨーロッパを旅行する際に色々調べましたが、どこを読んでもしっかりと理解はできずにとても困りました。体験談もありませんし…

 

そういうわけで、今回は実際に行ってみてわかった「90日を超えてシェンゲン圏であるオーストリアに滞在することができるのか」について話していきたいと思います。

 

知っておきたいシェンゲン協定について

先ほど簡単に説明したシェンゲン協定について知らない方もいると思いますので、まずはそちらの説明をしていきます。

 

シェンゲン協定とは?

難しい言葉一切なしに説明すると、

パスポートの確認を出入国のときだけにして、加盟国内を国境検査なしで自由に移動できるようにしよう!

っていう協定です。

 

加盟国は以下の写真の通り

駐日欧州連合代表部公式ウェブマガジンより引用。
赤い線で囲まれたとこがシェンゲン圏。

 

 

シェンゲン協定を結んでいる国は計26カ国、EU加盟国28カ国の内の22カ国

  • オーストリア
  • ベルギー
  • チェコ
  • デンマーク
  • エストニア
  • フィンランド
  • フランス
  • ドイツ
  • ギリシャ
  • ハンガリー
  • イタリア
  • ラトビア
  • リトアニア
  • ルクセンブルク
  • マルタ
  • オランダ
  • ポーランド
  • ポルトガル
  • スロバキア
  • スロベニア
  • スペイン
  • スウェーデン

とEFTA(欧州自由貿易連合)の4ヶ国

  • アイスランド
  • リヒテンシュタイン
  • ノルウェー
  • スイス

からなっています。(2020年1月現在)

 

一度入国してしまえば、ほぼすべてのヨーロッパ諸国をパスポートなしで旅行できるなんてすごく便利ですよね。

 

すごく便利なこの協定ですが、もちろん滞在期間というものが設定されています。

 

滞在期間の計算方法

シェンゲン協定において、短期滞在とは「あらゆる180日間における最長90日」と定義されています。これは、任意の基準の日からさかのぼって180日の間に「累積で90日を超えて滞在することはできない」という意味です。

駐日欧州連合代表部公式ウェブマガジンより引用ー

要するに日本国籍のパスポートを持っている方なら、180日間のうち90日間はシェンゲン圏内にビザ無しで滞在できるよってことです。

 

このあらゆる180日間というのがわかりづらいので例を上げて説明します。

例えば、

入国したのが2020年の4月1日だった場合は

「2020年4月1日~2020年9月27日までの180日のうち合計で90日間滞在できます」

 

それで2020年9月28日にそれがリセットされて、そこからまた180日間のうち90日間滞在できるということです。

 

オーストリアと日本の二国間協定ってなに?

在オーストリア(ウィーン)日本国大使館に掲載されているPDFから、重要な部分を引用しましたのでこちらをご覧ください。

オーストリアへの渡航・滞在にあたって - 無査証での滞在について
1. オーストリアはシェンゲン協定加盟国ですが、日本とオーストリアの間には二国間の査証免除取極があるため、シェンゲン協定で定められた滞在期間を超え、通常は6か月以内の滞在が許可されます。

日本とオーストリアの査証免除取極はオーストリアでのみ有効な取極であるため、90日間を
超えて滞在する目的をもって無査証でオーストリアに渡航する場合は〃オーストリアで入国審査を受けるため、シェンゲン域内の国を経由せずにオーストリアに乗り入れている航空便を利用してください。

シェンゲン領域内に入国後、90日以上経過してから旅行する場合には、目的国や経由国への出入国に問題がないか、経由するシェンゲン域内国の大使館や総領事館、入国管理当局などに事前に確認してください。

在オーストリア(ウィーン)日本国大使館に掲載されているPDFより引用ー

↓さらに詳しく知りたい方はこちらの協定内容をご覧ください。

https://www.at.emb-japan.go.jp/files/000231468.pdf

 

何を言ってるかをまとめると、

日本とオーストリアの間には二国間協定があるため通常は6か月以内の滞在ができる」

ということと、

「オーストリアと日本の2国間協定を利用したいならオーストリアへの直接の出入国が必要である。つまり他のシェンゲン加盟国を経由して出入国してはいけない

の2つについて述べられています。

 

 

というと、次の疑問がでてくると思います。

 

【検証】シェンゲン圏を旅行した後、オーストリアに行けばシェンゲン協定で定められた90日を超えてなお滞在できるのか

 

結論からいうとできました。

 

先ほど、「オーストリアと日本の2国間協定を利用したいならオーストリアへの直接の出入国が必要である。つまり他のシェンゲン加盟国を経由して出入国してはいけない」

と述べました。

 

それを具体的に書くと

1.オーストリア入国 → オーストリア内に180日間滞在 → オーストリア出国

2.オーストリア入国 → シェンゲン圏に90日間滞在 → オーストリアに90日間滞在 → オーストリア出国

この場合はOKと。逆に

1.フランス入国 → フランスに30日間滞在 →  オランダに60日間滞在 → オーストリアに20日滞在 → オーストリア出国 

のような経路ではダメだと言うことです。

 

しかし、僕は「ノルウェーに入国 → シェンゲン圏に88日間滞在 → オーストリアに30日間滞在 → オーストリアから出国」という経路をとり、普通に出国できました。

 

(具体的には「シェンゲン圏に4ヶ月いるけど?」と軽く質問されました。「オーストリアと日本は特別な協定を結んでいること知っていますか?」とひと言だけいうと、普通にスタンプ押されました。)

 

 

というのも、いろんなサイトを見て怖くなった僕は事前に「駐日オーストリア大使館」に連絡をとって僕の経路は違法ではないか、問題なく滞在できるのかということを確認していました。

 

大使館の方の回答は「オーストリアに直接入国していなくても問題ないですよ」とのことでした。

いろんな情報が飛び交ってややこしくなっていましたが、実際にやってみると何も問題はなかったです。

 

結論:オーストリアなら90日を超えて以降も滞在可能!

僕と同じように他のシェンゲン圏から入国して、オーストリアから出国するという計画を持っている方は意外と多いと思います。

 

ただ、まれに警察官がオーストリアと日本の二国間協定について知らないこともあるということで注意は必要です。

その際は、オーストリアと日本が協定を結んでいるという証拠のサイトを見せて説明したり、念の為いつオーストリアに入国したかがわかるように交通機関のチケットをキープしておくと良いです。

 

良い旅ライフをおくれることを祈っています!

ではでは~。

 

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