WWOOF(ウーフ)体験記, 海外編④ フランスで農業ボランティアをしたらサバイバル知識が増えた話。

こんにちは。海外で4回目のWWOOF(ウーフ)をフランスで行ったジローです。

フランスでのWWOOF先には、2019年の9月24日~10月11日までの計18日間お世話になりました。

 

フランスでのWWOOFはホストさんの家でなく、事務所に住み込むことになりました。

ここで出会った従業員の1人がサバイバル知識に詳しく、よく事務所に遊びに来てくれたため知識を教えてもらえることに。

 

 

そして、ご存知の方も多いかとおもいますがフランスの方は日本ほどではないけれど英語が不得意な方が多く、あまり英語が伝わらないと聞きます。

日本でのWWOOF中に出会ったフランス人のウーファーの方も「フランスでWWOOFをするならフランス語が出来たほうがいい」と言っていました。

 

しかし僕は、フランス語をほとんどわからない状況でそこでのWWOOFに取り組んできました。

 

今回はそんな「言葉の壁を乗り越えサバイバル知識まで学べてしまったフランスのWWOOF」についてお話していきます!

 

フランスでの農業体験中にお世話になったホストさん

今回お世話になったホストさんは、昔ミュージシャンを目指していたという音楽好きな男性。

真ん中がホストさん

ここでは、ホストさんとその仲間たち3人の計4人の方にお世話になりました。

しかし、上の写真左の方以外は英語があまり得意ではなく、僕と同じくらいかそれ以下という状況。

残り2人のホストさんの仲間の方

噂には聞いていたけれど、先ほど書いたとおりフランスでは日本と同じように英語を喋れない人が多いみたいです。

 

今回はそんなホストさんたちにお世話になりました。

 

フランスの農家での一日の流れと仕事内容

一日の流れを表にまとめてみましたのでこちらをご覧ください。

一日の流れ

08:00 起床&朝食

09:00 仕事開始

12:00 昼食

13:00 仕事再開

16:00 仕事終了

19:00 夕食

23:00 就寝

ここでは、1日6時間で週5日のお手伝い。一日の流れはざっとこんな感じです。

 

詳しく見ていきましょう。

朝は8:00頃に起き、朝食をぱぱっと取ります

9:00になるとホストさんたちがやってきます。

そこからコーヒーを飲んでお話をした後、仕事開始。

 

仕事は主に野菜の収穫。

朝はズッキーニときゅうり、10種類以上のトマトを収穫をします。

トマトの種類がこんなにも多いことに驚きましたね。

トマトときゅうりとズッキーニ

トマトは収穫中に食べてもいいよってことだったので、いくつかいただきました^^

味も種類ごとに異なり、トマトの美味しさを改めて実感しました。

特に写真左側の黄色いミニトマトの味が濃厚

トマトのビニールハウスに何故かいた亀仙人と

 

これらの収穫が終わったら、オフィスに戻り計量をしてまた別の場所へ野菜を収穫しに行きます。

ナスやピーマンや長ネギなどなど。

ナス

収穫の仕方を聞くと、結構感覚でやっているようです。

 

収穫した野菜を持ってきて「大きさと重さがこれくらいだったらOK」というなんともざっくりとした説明。

ホストさんに確認しながら僕も収穫しつつ、感覚を養っていきました。

ピーマン

ある程度収穫したら12:00頃にオフィスに戻り、昼食をとります。

 

少し休憩して13:00頃から仕事再開。

午後も収穫が多かったですね。

ニンジンの収穫

ここでは、週に1度100人程度のお客さんに野菜セットを届けるというビジネスをしていたので結構収穫します。

ニンジン、さつまいも、グリーンピースなどなどを収穫。

 

全ての畑を管理するには人手が足りないようで雑草が生えているところも多かったです。

ですが、それでも野菜はしっかり育っている印象。

 

雑草を巻きこみながら収穫するため機械がガタガタと音をあげますが、彼らはそれを気にするこどころかそのガタガタにあわせて踊り始めるユニークな方々だったので毎日楽しかったです(笑)

割れたスイカをみんなで食べる

時にはホストさんの子供が手伝ってくれることも。可愛かったです^^

16:00あたりに仕事が終了します。

子供がいるときには、仕事終わりに卓球をして遊びました。

卓球をする様子

17:00になるとホストさんたちが全員帰ってしまうので1人になってしまいます。

が、英語が得意な従業員さんはここの近くに住んでいるらしくよく遊びにきてくれました。

 

19:00頃に夕食を一緒に食べたり、日本や沖縄のことについて話したり。

その方は空手を習っていたこともあり、日本文化についてかなり詳しかったです。

侍の刀の種類とか僕らが知らないようなことを知っていました^^;

 

その方が遊びに来ないときは、YouTubeで動画みたり友達と電話をしたりして過ごしました。

色々やって23:00頃に就寝します。

ここでの1日はそんな流れですね。

 

他のWWOOFer(ウーファー)達

ここで出会ったウーファーは2人。

・スペインでパン屋さんを営み、休暇を利用してフランス中でWWOOFをしてきた女性

・パリである店の店長をしているが、農家さんに転向しようと考えている男性

スペイン出身のウーファーさんは3ヶ月に渡って5箇所ほどでWWOOFをして来たようです。

ここに来たのは、スペインまでの帰り道で泊まるところが見つからなかったからだそう。

2泊3日で帰っていきました。

 

パリから来たウーファーさんは僕がここを去る1週間前に来ました。

 

英語が上手とは言えませんでしたが、ジェスチャーを交えて彼の仕事のことや僕のことなど色々話せました^^

僕がここを去る日には彼の車でパリまで送ってくれただけでなく、彼のお家に泊めてくれるというすごく優しい方でした。

 

農場にある事務所で宿泊した日々

今回宿泊したのは、農場にあるオフィスの一室。

左上に見えるのがオフィス

ここではホストさんの家に行くことはなくここで寝泊まりをしました。

4畳くらいの広さでしょうか。

ベッドと簡単な棚が置かれた縦に長い部屋

17時になると皆さん帰っちゃうので少し寂しかったですね。

その分自由に過ごしていましたが(笑)

 

洗面台、シャワー、トイレはあるものの洗濯機がない。

ホストさんに質問するとここに来るみんなは、洗濯物を手洗いしてるそうな。

 

そこで手洗いをすることに。

よく遊びに来る英語が得意な従業員の方がサバイバルの知識が豊富で、石鹸の作り方を教えてもらいそれで洗いました。

 

英語名しかわからなかったので詳しい作り方は覚えてないのですが、重曹となにかしらを混ぜて作りました。

 

別の日にはその方から、火の起こし方を習ったりもしました。

正直、一緒にやったからできただけで今後できるかはわかりませんが^^;

 

不便な面もありましたが、生き抜く上での知恵を教えてもらった場所でした。

 

 

農家の新鮮な野菜を使って自炊をした日々

ここでの食事はすべて自炊。

必要なものがあれば、ホストさんに言って買ってきてもらうスタイル。

ここにある野菜は自由に収穫して使っていいよという感じでした。

 

朝食はシリアルと牛乳、または昨晩の残り物。

ホストさんがフランスパンをよく買ってきてくれたので、それを食べることも多々。

 

「パンがほしい」と頼むと、フランスパンを買ってきたので当初は驚きでした。食パンを買ってくるかと思っていたので。

やっぱりフランスのパンと言えば「フランスパン」だなって思いました(笑)

 

昼食はそこにある材料でちゃちゃっとなにかを作る。

ホストさんたちも一緒に食べることがあったので、人数分作っていました。

 

夕食もそこにある材料で何かを作る。

ホストさんがお米、パスタ、スパゲッティといった主食も買ってきてくれるので料理の幅は広い。

トマトソースを自作してみた

トマトやズッキーニを使ってラタテュイユを作ったり、カボチャをペースト状にしてカボチャのポタージュを作ったり。

 

肉なしの野菜だけでおよそ3週間過ごしていましたが、肉が食べたくなることもなく普通に過ごせました。

この経験から自給自足のベジタリアン生活も悪くないなと思うようになりましたねー。

 

高校の友人に会いに行った休日

ここで土日が休日でしたので全部で4回の休日がありました。

最初の土日は特にすることもなかったので、農場の周りを散歩したり三線を弾いたり。

散歩中に出会った風景

土日はホストさんもその仲間の皆さんもオフィスに来ないのでほぼずーっと1人。

たまにお客さんが訪ねてくるので英語で対応。

 

時折、フランス語しかしゃべれない方もいたので困りました^^;

その方がメモ書きを置いていくということで解決。

 

その他ニワトリや猫と戯れ、草むらに寝転んで本を読んだりもしました。

プイプイという名の猫

 

次の土日は、高校時代のクラスメイトがフランスに留学しているということでその子に会いに行きました。

レンヌという場所で、僕のいるところからは電車で1時間+バスで4時間半ほど。

ここでフリックスバスが大活躍しましたね。

 

駅まではホストさんが送迎してくださり、長旅を経てその子と合流。

レンヌのフリーマーケット

フリーマーケットに行ったり、そこのお店でウインドウショッピングしたり。

 

夜はその子の住んでいる寮の日本人同士で飲み会があったのでそれに参加することに。

3ヶ月ぶりに日本語で会話したので少し違和感がありましたね笑

日本語でしゃべるとどうしても最初は敬語になってしまうので、仲良くなりづらいなとも感じました。

 

最終的にはまあまあ打ち解けられたのは良かったです。

 

その日はその子の部屋に泊まらせてもらいました。

寮の窓から見える景色

日曜の午前中に別れを告げ、WWOOF先へ戻る。

そんな休日でした。

 

フランスでのWWOOF(ウーフ)は意外な経験ができました!

フランスでのWWOOFは言葉が通じにくかったり、洗濯機がなかったり苦労する面もありましたがサバイバル知識を得たりと成長ができたところでした。

 

言葉が通じなくても割となんとかなるんだなあとも実感しました。

ジェスチャーであったり顔で感情を表現したり、一緒に歌を歌ったり。

結局なんとかなりますね(笑)

 

ホストさんと一緒に暮らすことが出来なかったのは残念でしたが、全体的にはすごく楽しかったです!

 

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました^^

 

他の国でのWWOOF体験記はこちら