こんにちは初めてのWWOOF(ウーフ)を地元沖縄で経験したジローです。
沖縄でのWWOOFは2019年の4月2日~4月19日までの計18日間行いました。
今回は日本(沖縄)でのWWOOFがどんな感じだったのかを紹介していきたいと思います。
具体的には
・牧場での仕事内容
・宿泊場所や食事について
・他のウーファーとの交流
・休日の過ごし方
について紹介していきますね^^
それでは早速見ていきましょう!
目次
一日の流れと仕事内容
まずは1日の流れをざっとご紹介。表にまとめてみましたのでまずはこちらをご覧ください。
05:20 起床
05:40 牛を放牧地から牛舎に移動させる
05:50 牛に干し草と飼料をあげる、うさぎとヤギにも餌をあげる
07:30 お腹に赤ちゃんのいる牛を放牧地に移動させる
07:35 朝食
08:30 牛に干し草と飼料をあげる&牛舎の掃除&飼料作り
11:00 午前中の仕事終了
12:00 昼食、自由時間
15:00 牛に干し草と飼料をあげる
17:00 仕事終了
19:00 夕飯
20:00 自由時間
22:00 就寝
大体こんな感じでした。
それでは詳しく見ていきましょう。
早朝の仕事
ここは牧場ということで、朝はかなり早かったです。なんとびっくり5時20分に起床!
その分規則正しい生活が送れました。
仕事内容としては主に牛の世話。
5時40分辺りに牛を放牧地から牛舎まで連れていきます。
真っ暗闇の中、放牧地にいる牛を扉の前に呼び寄せることから始まります。
「オーイ、オイ、オーイ!!」
と大声を出して牛を呼びます(笑)
最初は抵抗ありましたけど、やっていくうちに大声だすのが楽しくなってくるものです。
これで寄ってくるから不思議ですよね。
牛を呼び寄せたら、鉄格子の扉を開けて牛舎に誘導します。
牛舎までは大体100mほどで1本道の上り坂。
木の棒を持ちながら「ヘイ!ヘイ!」と声を出して牛を後ろから追っていくのですが、これがまた大変。
動かない牛や脇道にそれていく牛が必ずいるんですよ。
それらのお尻を棒で叩いて牛舎まで導いていきます。
それが終わるとすぐに干し草や飼料を牛達に与えていきます。
かなりの量を食べるので、一輪車を使って干し草と飼料を運んでいきました。
それと並行して、飼料に利用するために豆腐を手で砕くというのもやっていきます。
これは飼料をつくるために必要なようです。
豆腐とはいえ、かなり小さく砕かないといけないので握力がなくなります(笑)
それが終わったら妊婦の牛を放牧地に戻します。
そして8時半ごろに牛舎の中にあるオフィスで朝ごはん。
朝ごはんの内容は後で触れますね。
お昼までの仕事
朝ごはんを食べ終えましたら、再たび牛たちに干し草と飼料を数回に分けて与えていきます。
それと並行して牛にあげるための飼料づくりをしていきました。
「米ぬか、豆腐、おから、塩、その他の栄養素」を数回に分けてスコップで混ぜ合わせる。
飼料作りには30分~1時間ほど時間を要します。
結構な力仕事でしたが、働いている感があって楽しかったです^^
お昼までの仕事は11時前に終わります。そしたらお昼までは自由時間。
12時にホストさんの家で昼食をとって、15時まで自由時間。
自由時間は海に行くこともありましたが、朝が早かったため昼寝することがほとんど。
午後の仕事
15時になったら仕事が再開。牛に干し草と飼料を数回に分けて与えます。
何回エサをあげるんだって話ですよね(笑)
牛って本当にずっと食べます。びっくりするくらいにずっと食べます。
それと並行して牛舎の掃除をします。
雪かき用のスコップ的なのを使って集めていきました。
1匹だけ凶暴な牛がいて、掃除中に角で突かれることも^^;
それに気をつけながら掃除をしていきました。
かき集めたフンはホストさんがブルドーザーを操縦してかき集めていきます。
17時前にすべての仕事が終了。
後は自由時間。お風呂に入ったりしてゆっくりしています。
19時に夕飯を食べ、それがおわったら僕は三線の練習してました。
で22時に泊まっている小屋に戻って就寝する、そんな一日でした。
他のWWOOFer(ウーファー)達
ここで出会った他のウーファーは全部で5人。
・京都から来た18歳の女の子 ・中国から来たIT関係の仕事してる男性 ・奈良出身で東京から来た女の子 ・フランスから来た写真家の女性 ・ZARDが好きで韓国から来た男性 |
僕が行ったときはたまたま他に日本人の子達がいたのですが、
ホストさん曰く、日本人がWWOOFをやりに来るのは1年に1回くらいで、こうやって日本人が僕含め3人も集まることは今までにないとのことでした。
他の日本の方は、2人とも関西人だったので会話のやり取りにはキレがありました(笑)
ボケとツッコミの応酬ですね。
中国からきた男性は日本語検定の2級を勉強していたため、会話は割とスムーズに行けました。
英語で日本語の意味を説明したりすることも。
教えていてわかるのですが、日本語ってむずかしいですよね^^;
そうやって教えたりしながらずっと一緒にいたのでかなり仲良くなりました。
いつか中国に遊びに行く予定です。
韓国の方は親族が危篤状態になってしまって4日ほどで帰国してしまいました。
少しか話せませんでしたが、とても紳士的な方でジェントルマンってこの人のためにあるんじゃないかってくらいスマートな方。
重い荷物は絶対に持たせない、ドアは先に開けておくなどレディーファーストが素晴らしい。
僕も見習わないとなと(笑)
フランスからきた写真家の方は、個展を開くほどの実力者でした。現像に立ち会ったりしてこれまた面白い経験が出来ました。
日本語はあまり得意ではなく、英語でコミュニケーションを取っていました。
彼女はすごく簡単な英文でしゃべってくれたいたので、しっかり聞き取れましたが返答するとなると難しかったです。
それでも同じ写真という共通項があったので、会話はとても楽しかったです。
こんな感じでウーファーには農業がやりたいという方以外にも、日本語が学びたい、田舎に住みたいというような色々な方がいます。
日本のWWOOFに登録しているのは海外から来た人が8割を占め、日本の方は2割だけだそうです。
そのため日本でのWWOOFをしても色んな人と会えますよ^^
宿泊する場所
宿泊する場所は男女で分かれていました。
女子の方は牛舎の隣にある「バター作りの体験工房」の1室に泊まっていました。
中を見せてもらうと、蚊帳の設置されたベッドが3台並んでいるという感じのお部屋。
僕らはというと、ホストさん家から少し離れた小さな家。
ベッド2台と屋根裏にも登れてそこでも寝れなくはないといった感じ。
入るときにドアが開きづらいなってのはありましたが、それ以外は問題はなくいい感じに過ごせました。
ドライヤー、ハンガー、鏡などは一通りあったので。
シェアルームっていうのもあり、他のウーファーとも仲良くなりやすかったです^^
トイレとお風呂について
トイレとお風呂は女子が暮らしている「バター作り体験工房」の近くにありました。
洗濯機もここに設置されています。
ここでの暮らしで面白かったのはお風呂を薪で沸かさなければならないこと。
普段の暮らしの中ではボタン一つでお湯が出てくるので、薪を使っての火おこしは新鮮でした。
日頃の便利さに感謝するようになりましたね。
温まるまでに時間がかかるので、毎日16:00頃に薪で火を起こします。
1日目は上手いこと火が起こせず、冷たいシャワーを浴びてしまいました^^;
その火を起こす場所にはなぜか扇風機があって、風を吹き込む際にすごく便利でした(笑)
文明の利器ってやつですね。
食事について
ここでの朝食は牛舎近くにあるオフィスで頂きます。
トーストかシリアルと言った軽い感じのもの。
牧場ということで毎日搾りたての牛乳が飲めたことが良かったです。
普通の牛乳と違い、甘く舌触りもなめらか。
「牛乳ってこんなに美味しかったのか…!」と実感。
トーストにのっけるハムも肉厚でかなり美味しかったです。
昼食はホストさんの家でとります。
毎日ホストさんが料理を作ってくれました。主に沖縄料理ですね。
夕飯はたまにウーファーが作ることもありますが、これも主にホストさんが作ります。
量は昼に比べて多め。
毎日レパートリーが変わるので、食べてて飽きるということもなかったです。
食事後は雑談したり、琉球かるたをしたりして過ごしました。
沖縄県民とはいえ、方言が分からなくて焦りました(笑)
休日の過ごし方
休日は、そこに到着した曜日に与えられました。
僕は火曜日に到着したので火曜日が休日。
全部で休日は2回ありました。
最初の休日は自転車で名護まで行ってその辺の観光をすることに。
沖縄北部ということもあって海もキレイでしたし、周りの風景を見るだけでも楽しかったです。
そしてその帰り、他のウーファーとサーターアンダギーを作りたいなと思ったので卵とサーターアンダギーの素を買って帰りました。
せっかく沖縄来ているので楽しんでもらいたいですしね^^
次の日の自由時間にみんなでサーターアンダギ―を作りました。
2度目の休日は、せっかく沖縄に来てくれた人にお土産作りたいなと思いブレスレットを編んでみました。
海沿いにあるアダンという木の細長い葉を収穫して作っていきます。
ハサミで長さを整えてそれらを交互に組み合わせていくのはなかなか神経使いますね。
あまり上手ではなかったですが、4時間ほどかけて5つ作成しました。
その他にも三線弾いて練習をしたり、海に行って寝転んで過ごしたり。
休日は割とアクティブに動き回ったほうだと思います。
休日以外にも、ホストさんの提案でウーファーみんなでピクニックがてら近くの滝にも行くこともありました。
滝の近くにターザンロープが設置されていて、そこから飛び込みしてみたり。
かなり面白かったです^^
沖縄でのWWOOF(ウーフ)はこんな感じでした!
ざっとですが、沖縄でのWWOOFの様子を紹介してみました!
WWOOFをする上での仕事の流れ、食事、宿泊場所がどんな感じなのかの参考になれば幸いです。
WWOOFは本当にいろんな人と関わることが出来たり、田舎で過ごすことができたりゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。
田舎での暮らしは何かと不自由なこともありますが、便利すぎないというのも色々な経験になるので楽しいですよ^^
興味がありましたらぜひやってみてください!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう^^