バンクーバー島からこんにちは、行く先々でファームステイをしながら旅をしているジローです^^
世界一周に出る際、資金がない!なんとかして節約したい!
と思っていた矢先に出会った2つの強力なサイト。
この2つのサイトは、僕ら旅人と、僕らを受け入れたいという現地の人(以下ホストさん)とを結びつけるサービスを提供しています。その名も
WWOOF(ウーフ)と
workaway(ワークアウェイ)
これのおかげでかなり節約できたとともに、観光だけでは知ることのできない現地の暮らしを体験することができました。
これがなければ今の旅は続けられていないくらいに役立った「WWOOF」と「workaway」について、両方を使った経験を元に、
・どこが違うのか
・両方のメリットは何か
・僕がどんなことをしてきたのか
をわかりやすく解説していきますね^-^
目次
この2つを使うことで、どのくらい節約できたのか。
本題に行く前にまずはお金の話から(笑)どのくらい節約できたのかをお話します。
「お金の話よりWWOOFとworkawayについて知りたいんだ!」って方はサッと流してくだされば大丈夫です。
結論からいうと、この2つを使ったおかげで少なくとも50万円以上は節約できました。
僕自身はこのWWOOFとworkawayを使ってこれまでで6箇所の地域を150日の間で訪れました。(WWOOFを使ったのはノルウェー、デンマーク、オランダ、フランスの4箇所。workawayではオーストリアとカナダの2箇所。)
ホステルが安くて1泊2,000円だとして、僕がWWOOFとworkawayを利用して旅した日数150日をかけると
2000(円)×150(日)=30万
そして食費が1日1500円だとして
1500(円)×150(日)=22.5万
これらを合計すると
30(万円)+22.5(万円)=52.5万円
先程も言ったように、少なくとも50万円もの出費を抑えられたことになります。これはかなり大きいですよね。
旅をした地域に物価の高さで有名な北欧、そしてヨーロッパが入っているのでもう少し節約できているかもしれません。控えめに言って50万です。
もし、これらの地域をホステルなどに泊まって移動していたとすれば金額はとんでもないことになっていました^^;
「へえ、結構節約できるじゃん」と知ったところで、本題に入っていきましょう!
WWOOF(ウーフ)、workaway(ワークアウェイ)とは?
2つとも凄く似ているのですが、簡単に言えば
僕らがホストさんの仕事のお手伝いする代わりに
ホストさんから無料で食事と宿を提供してもらえる
というシステムです。
これだけだと分かりづらいと思うので、一つずつ説明しますね。
WWOOF(ウーフ)って何?
WWOOFは世界中の有機農家(化学肥料や農薬を使わない農家)さんと、そこで働いてみたい!と考えている人とを繋ぐサービスを提供しています。
いわば有機農業に特化したプラットフォームです。
具体的には、ボランティアをする旅人の方たち(wwoofer(ウーファー)と呼ばれています)とホストさんがスムーズにやり取りをする場を与えてくれています。
*やり取りをするためにはWWOOFのサイトに登録しないといけません。後でこの登録料金などについては触れますね。
ちなみに、WWOOFは「World Wide Opportunities on Organic Farms」の略称です。
日本語訳をすると「世界中での有機農業の機会」という意味ですが、何言ってるかわかりづらいですよね(笑)
「有機農業を体験したい!ってひとに、その機会を提供します」
って部分を押さえておけばOKです。
1971年にイギリスで発祥し、世界各地に広まり今もその拡大を続けています。(ちなみに日本もWWOOF JAPANとして1994年にスタートしています!)
ここでのホストさんは主に有機農家さんです。
有機農家さんと言っても種類はあって、
・専業農家の方
・自然体験学校を経営してる方
・農家レストランとしてお店を持っている方
という方々がいらっしゃいます。
農家さんのところに住み込むことになるので、有機農家さんの暮らしはもちろん、ほとんどの農家さんが都市部から離れた場所に位置しているので田舎暮らしも体験することができますよ^^
workaway(ワークアウェイ)って何?
workawayの場合も、WWOOFと同様に
働き手を必要としているホストさんと、お金をかけずに旅をしたい、現地の暮らしを体験したいという旅人(workawayer(ワークアウェイヤー)と呼ばれています)を繋ぐプラットフォームとなっています。
こちらもworkawayのサイトに登録して、ホストさんとやり取りを行うというしくみです。
登録料などについてはまた後ほど。
workawayは見ての通り、
「宿泊場所と食事を提供してもらう代わりに、ホストさんの仕事のお手伝いをする」
ということ自体は変わりません。
が、
異なる点としては、仕事内容が農家さんの手伝いだけでなく多岐に渡るという点です。
具体的には、
・農家の経営を手伝ってほしい
・家事全般やってほしい
・子供やペットの世話をしてほしい
・カフェやレストランを手伝ってほしい
・ホステルの受付をしてほしい
などなど。
こっちのほうが自由度は高いですね。かなり差があります。
僕は旅の終盤で、workawayの自由度の高さを活かして農家さん以外を訪ねる計画をしていました。色々な職種を見てみたかったもので。
が、タイミングが合わなかったので結局農家さんしかいけませんでした^^;
農家さんの写真だと物足りない感じもするので、
WWOOF中に友達になったドイツの子がスペインでworkawayしてた写真使っていいよとのことで載せときます。
ペットシッターってこんな感じです。
かなり豪華な家ですよね。
場所によってはこのように海外の豪邸に住み込めるというのもworkawayの魅力です^^
海外でボランティア中の生活はどんな感じなのか?
さて、WWOOFとworkawayのことを軽く紹介しました。
その次にみなさんが気になるのは
・どこに泊まるのか ・食事は美味しいか ・どのくらいの期間滞在するべきか ・仕事内容はどんなものか ・英語のレベルはどのくらいあった方が良いのか |
というところではないでしょうか。
この辺を僕の体験談を交えつつ、順にご紹介していきますね。仕事の幅広さ以外はWWOOFもworkawayもさほど変わらないので合わせてご紹介します。
宿泊場所はどこになるのか?食事はどんな感じ?
結局場所によりますが、
・ホストさんの家の1室
・キャラバンや小さく快適な小屋
・ボランティア専用の家や部屋(人数の多いところ)
が提供される感じです。
僕の場合は
ノルウェー、カナダでホストさん家の空き部屋、
オランダ、でキャラバン
デンマーク、オーストリアでボランティア専用の家、部屋
が提供されました。
食事のとり方ですが、大きく分けると
1.ホストさんと一緒に3食食べる
2.ホストさんと夕飯だけ一緒に食べる
3.ボランティア同士で当番決めて作って食べる
4.自炊
と言った感じです。
僕はWWOOFで4箇所、workawayで2箇所にお世話になりましたが、その経験から言えば、
1がノルウェー、オーストリア、カナダ、
2はオランダ、
3はデンマーク、
4はフランスでした。
食事はどこも朝は軽めで、シリアルやオーツ、トーストって感じで自分自身で用意するってとこが多かったです。
ホストさんと一緒に食べるかどうかは、50:50って所でしょうか。
昼はどこもバラバラですね。デンマークの場合はカフェの手伝いだったのでまかないが出ました。
夜は多めのご飯を作ってくれることも多かったです。
ノルウェーでは夜の23時頃まで明るかったので外でバーベキューしたりしてました。
オーストリアでは、そこで取れた野菜のみを使った料理だったのでベジタリアン生活してました。
肉なくても割と生きれるもんですよ、皆さん。
あと、僕自身海外に出てみるまでは、ヨーロッパの方々は「パンかパスタしか食べない」という変な偏見を持ってました。けれど全然そんなことなかったです。
彼らは毎日同じものでなくバランス良くパスタ、パン、じゃがいもをローテーションさせてます。
そしてさらに意外なことに米も結構食べるんですよ彼ら。びっくりしました。なぜか米はアジアしか食べないっていう固定観念勝手に持っちゃってました。
行ってみて初めて分かることって多いものです。
ずっと同じ食べ物じゃない上、味もかなり良かったので日本食が恋しくなることなく過ごすことが出来ました^^
どのくらいの期間滞在するべきなの?
結論からいうと、最低1週間で平均2週間です。
無料で宿泊できて食事もついてくると言っても1日、2日だけそこで過ごして次に行くっていう使い方は難しいです。
ホストさんもそこでの仕事を手伝ってほしいということもあって最低1週間という条件がついていることがほとんどです。まれに2,3日でもいいよってところもありますが、平均的には2週間とかそこらですね。
・現地の暮らしを知る
・ホストさんとの会話を楽しむ
・仕事内容に慣れる
という面からも2週間はほしい所。
旅の中で出会った人も2週間前後が多かったです。割と1週間の人も多かったですが。
僕の場合は1つの場所に3週間~1ヶ月の間で暮らしていました。
それだけいれば仕事内容も覚えられる上、ホストさんとも仲良くなれ、顔見知りもでき、たくさんのボランティアの方と関われます。
休日も6日入ってくるので、近くの観光名所とかも十分に回れますしね^^
仕事内容ってどんな感じ?
仕事内容は正直、場所によってかなり変わるためなんとも言えません^^;
そこでWWOOFとworkawayで過ごしたところの一日の流れを説明していこうかなと思います。
オランダでのWWOOF先の一日。
まずはオランダでのWWOOFから。
ざっとしたタイムスケジュールはこちら
7:00 起床&朝ごはん 8:00 車でホストさんと畑に移動 8:10 仕事開始 9:30 休憩 9:45 仕事再開 11:15 休憩 13:00 帰宅&昼食&昼寝 14:00 庭で仕事開始 15:30 仕事終わり、自由時間 18:30 夕食 19:30 自由時間 23:00 就寝 |
オランダでのWWOOFは1日6時間で、土日は休みという感じでした。
細かく説明していくと、
表にもあるように大体7:00くらいに起き、wwoofer用の宿兼、ワインを精製する場所に移動して朝ごはんを食べてました。
ここの隣に他のwwooferさんの部屋があり、朝は2人でトーストやシリアルを食べるのが日課。
で、8:00になるとホストさんが顔を出し、車に乗って大きい方のワイン畑に移動します。
ここでは害虫からグレープを農薬なしで守るために手間をかけた作業をします。
ひとつひとつ布製の袋で包んだり、成長を促進させるために剪定(不要な葉っぱ等を切ること)したり。
作業中はいつもザ・ビートルズやクイーンの曲を流してました。このあたりの曲は割とみんな知ってますね。歌いながら作業をすることで、時間が短く感じました^^
大体1時間30分くらい経つと、ホストさんが「休憩しよう!」と呼びかけてくれました。家から持ってきたコーヒーとクッキーなどのちょっとしたお菓子を食べながら、雑談。
目安は15分くらいと言ってたんですけど、ホストさんが話すの大好きな人で30分の休憩になることがザラでしたね(笑)
その後また作業を再開し、同じように1時間30分後に休憩、また再開。13:00になったらまた車に乗り込み、お家に戻る。
家に戻ったら、朝食と同じようにあの場所でもうひとりのwwooferさんと昼食を食べました。内容はトーストか即席ラーメン、前日の夕飯の残りとかですかね^^;
その後少し仮眠とったりした後、14:00か14:30あたりから庭にある小さい方のワイン畑での作業。
穴の空いた袋と新しい袋を取り替えたり、育ちの悪いグレープを省いたりします。
仕事が終わってからは夕食まで自由時間。散歩したり、本読んだり、風呂入ったり。たまにミュージシャン兼、養蜂家の方が訪ねてきたので一緒に演奏会したりしました。
18:30になったら、ホストさんが僕らのところに結構な量の料理をもってきます。夕食はみんなで一緒に食べます。
パスタやキッシュ、時にはお米と炒めもの、デザートも日替わりでついてくる。
また、毎週火曜にはお隣さんがやってきて一緒に食べます。お隣さんの料理もこれまた美味い。お隣人さんが来るときはワインとともに食事を楽しみました。写真を撮ってなかったのがほんとに残念です、、、
夕食の後は、お皿を洗って自由時間。
基本自由時間なんですが、僕がここを去る3日前にホストさんからここのワイン畑の仕組みだとかプロジェクトについて教えてもらいました。
ホストさんはワインコンテストで銀賞もらってたり、論文や新聞に紹介される実力者です。その話はかなり興味深く、この話で僕は土壌に興味持つようになりました。
自由時間をリラックスして過ごすのもいいですが、こうやってホストさんが計画について教えてくれたり、相談に乗ってくれたりするのもまた良いものです。
ここでの流れはこんな感じですかね。
「ふーん、こんなものか」と思って頂ければ十分です^^
オーストリアでのworkaway先の一日。
まずは先ほどと同様にざっとしたタイムスケジュールを。
7:00 起床&朝食 8:00 仕事開始 13:00 仕事終了 13:30 昼食 14:30 自由時間 19:00 夕食 20:00 自由時間 22:00 就寝 |
オーストリアでのworkawayでは、1日5時間の土日が休みという感じでした。
細かく見ていきましょう。
ここでは4階建て(地上3階+地下1階)のホストさんの家の地下に最大7人のボランティアの方々(workawayer)と暮らしていました。
ここでも大体7時あたりに起きて、ホストさんの住む3階に上がりみんなで一緒に朝食をとります。
ここではオーツ麦とりんご、ジャムを組み合わせて食べてました。
朝食後、作業着に着替えて8:00から仕事。
仕事内容は日によってまちまち。庭に新しい花壇を作ったり、他の場所に移動してリンゴの木を移植したり、新しく手に入ったという土地に植林をしたり。
ここでは5時間続けての作業。まとまった休憩はなし。
「え、きつくない?」と思ったあなた、安心してください。
途中でもちろん水とか飲んだり、庭に生えてるリンゴを取って食べながら休憩できます。
また、人数がたくさんいるだけあって仕事中も雑談が多いです。なのでそこまで厳しくはないですよ^^
13:00に仕事を切り上げてからは、庭に生えてるトマトやネギの芽を摘んで昼のサラダの用意。
それを3階に持ってってホストさんと一緒に昼食の準備。野菜切ったり、お皿を配膳したり。
13:30ごろに昼食。毎日カボチャやスコッシュなどの入った野菜スープとメインのもの。パスタやスパゲッティ、お米ももちろん出てきます。これもまた美味しい。
そして食後にはホストさんの母親が作ったケーキが毎回出てきます!これがめちゃくちゃ美味しかった。手作りとは思えない見た目と味。しかし写真がありません^^;
昼食後は、自由時間。午前中だけの仕事なのでとてもよかったです。夕食までもかなり時間があるので、自転車乗って街に出かけることもできるし、みんなでボードゲームをしたりしました。
19:00頃にまた3階に上がり、みんなで夕食。
オーストリアでは昼食に大きな料理をして、夜はその残りかパンを食べるのが普通らしいです。
20:00頃に皿洗いとかも終了して、後は寝るまで自由時間。
近くの空き家で肝だめしをしたり、金曜日には街にでてバーに行ったりしました。
ここでの暮らしは大体こんな感じです。
人数の多いところも面白いですよ^^
英語はどのくらい使えるといいの?
僕の体験から言わせてもらうと最低でも中学生レベルの英語力は必要です。
さらに言うなれば、話せなかったとしても意味を大まかに理解できるリスニング力は欲しいところ。
英検で言えば準2級くらい、最低でも3級並のリスニング力でしょうか。
というのも、会話のキャッチボールをするためには相手の言葉をしっかり受け止められる力が必要です。
僕の経験上、どれだけへなちょこな英語を投げかけたとしても相手は割と意味をくみ取ってくれます。
けれど、投げ返すときはめちゃくちゃ剛速球がとんでくるんですよ(苦笑) 手加減なしです。
ネイティブほどその傾向がありました。
なので英語の勉強に取り組む際は、まずはリスニングの強化をおすすめします^^
・・・
こんなこと言われると「英語めっちゃできないとダメなのかな」と思いますよね。
海外で英語を使ってボランティアするのはどうしても不安だ、という方も多いと思います。
僕も今年まで海外に出たことがなかったので、そのことに関しては本当に不安でした。指示聞き取れなくて失敗したらどうしようかとか。
でも大丈夫です!
多くのホストさんは僕らがわかりやすいように仕事内容を軽く実演してくれます。英語の全く喋れない、聞き取れない最初の時、ボランティアが僕1人だけの状況でも実演があったおかげでなんとかなりました!
※ホストさんが別の用事などでその場に入れない時は、実演がないことが多いです。その場合、仕事内容を理解するために何度も聞き返す必要があります。
そんなときに役立つフレーズを下の方で紹介していきますね。
知っておくと便利!内容を聞き返したいときのお役立ちフレーズ集!
英語が聞き取れなかった、仕事が理解出来なかった場合に役立つ聞き返し方4つをご紹介します!
①. 1対1の対面の場合。 1.話が全体的に聞き取れなかった場合 「Sorry?」 訳「何って言ったの?」
2. 単語の意味がわからなかった場合 「What does ”~” mean?」 訳「~ってどういう意味?」
②.他にもボランティアの人がいる場合。 1.話の内容を間接的に聞きたい場合 「What did (he/she) say?」 訳「(彼/彼女)は何って言ってたの?」
2.全くわからなくて概要をとりあえず聞きたい場合 「What should we do?」 訳「何をすべきなの?」 |
補足
①-1の「Sorry?」について
「え、これだけでいいの?」と思っている方も多いことでしょう。聞き返すときの例として、長めの文章が多くのサイトに書かれていますもんね。ですが日本語での会話を思い出してみてください。
日本語でも会話中に聞き取れなかったら、「ごめん、何?」って聞き返しますよね。そんなニュアンスです。
そういうことから聞き返す際には「Sorry?」だけで十分です!ネイティブや他の英語圏の方もよく使っていましたので安心してご使用ください。
上記の表現を使って聞き返して話す間にどんどんレベルも上がってきますので、恐れずにチャレンジしてみましょう!
英語でコミュニケーション取れるようになると楽しいですよ!
WWOOF(ウーフ)とworkaway(ワークアウェイ)の違いとは?
WWOOFとworkawayの違いについて簡単に表を作ってみましたので、まずはこちらを見てください。
|
*WWOOF independentsは独立して国のWWOOF団体のないいくつかの国が1つのプラットフォームにまとまっているため、WWOOF Independentsに登録する場合はそこに登録されている数十カ国にアクセスできます。
それでは順番に違いを見ていきましょう。
仕事時間の違い
まずは仕事時間。表を見てわかるように、
WWOOFの場合は平均週30時間、
workawayの場合は最大で週25時間という感じです。
WWOOFの場合有機農家さんの仕事を体験し、知識を交換するというのがコンセプトにあるので少し長めに設定されているのかもしれません。
WWOOFの公式サイトには1日4~6時間と書いてあるので、場所によっては1日4時間でいいよってとこもあります。僕の行ったところは5~6時間がほとんどで週30時間が平均かなと。
5時間×6日のとこ、6時間×5日、仕事のノルマ終わったらその時間が3時間だけだったとしても自由にしていいよってところなど。まあ場所によりますね(笑)
国ごとに上限時間も異なってるのが少し面倒です^^;
ちょっと長いなと思うかもしれませんが、ホストさんがストレスを感じさせないように休憩を多めに入れてくれたりしています。
ちょうど疲れてきたなってときに、「コーヒーブレイクしよう!」と、ホストさんの家のベランダでコーヒーとケーキを食べたり。話に夢中になって1時間近く休憩することもありました(笑)
仕事内容の違い
WWOOFとworkawayの一番大きな違いはやはり仕事内容でしょうか。
先程も言ったように、
WWOOFは有機農家さんの手伝いが主ですが、
workawayは農家さんだけでなくホステルの受付をしてほしい、子供やペットの面倒を見てほしい
というように幅広い選択肢があります。
workawayの場合は本当に幅広い選択肢がありますし、自由時間もこちらのほうが多いので、農家以外にも興味があるって方はこっちをオススメしますね。
WWOOFは田舎に住んでみたい!って方や有機農業に興味がある!って方にオススメですかね。workawayの場合は有機農家だけでなく、農薬使う一般的な農家さんもいるのがWWOOFと違うので。
こうやって言葉だけで説明しても分かりづらいと思うので、僕の行った農家さんでの仕事の一部を紹介しますね。
ノルウェー(WWOOF)では、
納屋のペイントをしたり、牛を逃さないための柵を直したり。時には他のwwooferの方と食事を作ったりしました。
オーストリア(workaway)では、
植林の手伝いを主にしました。穴を掘ったり柵を立てたり。鳥小屋を設置するための木の棒を制作するために、木の皮を剥いだりしました。
フランス(WWOOF)では
トマトやきゅうり、ニンジンを始めとした数十種類もの野菜を終日収穫していました。
まだまだありますけどこんな感じです。
農家さんしか訪れていないので他の写真がなくて申し訳ない(._.)
農家さんと言っても仕事の種類はかなり豊富ですよ!
利用できる国、ホストの数の違い
2019年12月現在、利用できる国が
WWOOFは130カ国以上、workawayが170カ国以上となっています。
また、ホスト数はWWOOF全体での統計が出されていないので明言が出来ませんが
ざっくりと予測した所、おそらくWWOOF全体で20000件以上~30000件以下の範囲だと思います。
WWOOFのサイトはホストさんの国ごとに分かれているため、あくまで予想の範囲です。参考までに。
サイトが違う例としてWWOOF Franceのサイトと、WWOOF Canadaのサイトを載せておきます。こんな風に異なってます。
それとサイトごとのホストさんの数として例を上げておくと、
WWOOF Franceのホスト先が1745件、
WWOOF Canadaが827件、
WWOOF Japanが412件
と言った感じです。(2019年12月現在)
その一方で、workawayは40000以上ものホストさんが登録し、世界中で働き手を募集しています。
なぜこの差が生まれたのか?
WWOOFでは手伝い手、ホストともに登録する際に登録料がかかるのですが、
workawayでは手伝い手は登録料がかかりますが、ホストさん側は無料で登録することが出来ます。
WWOOFの場合は年ごとに更新しないといけませんが、workawayはずっと席をおいておけるという点でもこうなったのかもしれませんね。
登録料の違い
前述したように、WWOOFの場合は国ごとにプラットフォームが異なっていてその地域ごとに登録が必要です。
オーストラリアでボランティアをしたいとなればWWOOF Australia,
カナダでやりたければWWOOF Canadaに登録する必要があり、登録費用もそれごとにかかります。
いやー出費がかさみますね^^;
いくつかの国のWWOOFの登録料をまとめてみましたのでその違いを御覧ください。
|
表を見ると、費用の目安としてはヨーロッパは25ユーロ(約3000円)が相場ですね。
日本とオーストラリアは5500円と高め、、、ぼったk(((
しかし、日本の場合は年数重ねるごとに安くなっていき*5年目以降は年間1500円で使えます。
なおカナダの場合、*1年契約でなく2年契約となり50カナダドル(約4000円)となっています。
さあ一方のworkawayはどうでしょうか。
表にもある通り、2019年12月現在は42ドル(約4500円)支払えば、そこに登録されているホストすべて、国に関係なくアクセスすることが出来ます。
いちいち国ごとに登録しなくてもホストさんにコンタクトが取れるのは魅力的ですね。
ちなみに、WWOOFはサイト内に日本語訳の機能がありますが、workawayに関しては英語のみです。
WWOOFの日本語訳もクオリティーが高いとは言えないので、両方とも登録の際に苦労するかもしれません。
登録の方法は次回紹介しますね^^
どっちに登録しようか迷ってる人へ。
ここまで来てどっちに登録しようか迷っている皆さんへ。
どちらのサイトもかなり似ていて決めるのって難しいですよね。でもどっちにしたってかけがえのない経験ができることは確かです。この僕が断言します(笑)
箇条書きでですがそれぞれのオススメな人をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
WWOOFがオススメな人
・1カ国の中で転々と回りたい人
・農業(特に有機農業)に興味のある人
・田舎に住んでみたい人
・ワーホリ中の人
workaway(ワークアウェイ)がオススメな人
・何カ国にも渡って長期旅行する人
・農業だけじゃなく他の仕事もしてみたいって人
・田舎以外にも都市の近くでも暮らしたい人
持ち物や注意事項
「そこでボランティアするわけだから、なにか必要なものがあるんじゃないか」
そう思ったそこのあなた、流石はこのブログに辿り着いただけあって鋭いですね!
ちょっとそのへんを解説していきます。
持ち物は何が必要なのか?
パスポートだとか当たり前のものは置いといて、持っていて役に立ったものを紹介します。
先にまとめておくと、
・汚れても良い動きやすい服 ・タオルや石鹸などの洗面用具 ・水筒(ペットボトル) ・日本代表としての自覚 |
があるといいです。1つずつ解説していきますね。
持ち物の解説
・汚れてもいい動きやすい服
基本は受け入れてくれるホスト先に長靴だとか手袋とか必要なものは用意されています。
「ボランティアをするのが農家さんだったら、長靴とか必要なのかな?」
と思った方も多かったことでしょう。僕自身、作業服だとか折りたたみ式の長靴とか軍手とか持ってたんですが正直いりませんでした(笑)
あったら役立つかなって感じで必須というわけじゃありませんね。
しかし服は貸し出してくれるとこはほとんどなかったので、そういう面から汚れても良い動きやすい服とかはある良いです。
・タオルや石鹸などの洗面用具
シャンプーやバスタオルなどを貸し出してくれるところももちろんあります。
しかし、全ての場所にあるとは言えません。特にタオル。タオルに関しては1箇所でしか貸し出してもらってないです。ホストさんに尋ねると貸し出しして貰えるかもですが。
他のボランティアの皆さんもタオルは必ず持参していましたので、持っていた方が無難です。
シャンプーなどのこだわりが無ければ、日本から持っていくよりも現地のスーパーとかで買う方が楽ですよ^^
・水筒(ペットボトル)
水が飲めるものは仕事中に役立つので持ってたほうがいいです。
水筒じゃなくてもお店で買ったペットボトルとかでも代用できます。てかその方がオススメですね。軽くて持ち運びに便利ですし、いらなくなれば捨てられますし。
僕の場合はノルウェーで水を買って、そのペットボトルをずーっと持ち歩いてました(笑)
・日本代表としての自覚
冗談言ってると思うかもですが、割と本気で「日本代表という自覚」は持ってて欲しいです(笑)
初めての日本人の受け入れの場合は特にですが、そこでの振る舞いによって今後日本人を受け入れるかどうかをホストさんは決めますので。最初の1人目になった時は覚悟していてください(笑)
以上を持っておけば行く先々で困ることはないでしょう。
ビザは必要?
みなさんが一番気になるのが、ビザが必要かどうかということでしょうか。「海外で働くからビザは必要かも」と思う方も多いはず。
結論から言うとビザはなくても良いです。
僕自身も、労働ビザとかそういう類のものは一切もっていないです。
ホストさんからビザは持ってるかどうかとか聞かれたこともないです。
WWOOFのサイトでは、「知識、経験、文化交流の一環であり、金銭のやり取りは発生しないので労働というよりは教育の一部であるので、ビザを取る必要はないが、適切なビザがある方が好ましい。」
というなんとも曖昧な定義を出しています。
ビザがなくてもWWOOF、workawayは出来ますがもちろん例外はあります。
WWOOF オーストラリアとニュージーランドでは、労働ビザやワーホリビザなど適切なビザを持っていることが条件とされています。
また、WWOOF カナダでは適切なビザがなければ、商業目的の農家さんのもとでボランティアができないというふうに記述されています。
それと、少ないですがworkawayの一部のホスト(ホステルの場合がほとんど)は、働き手とホストの間でお金のやり取りが発生します。
要はバイトのような感じですね。
そういう場合はビザが必要となりますので気をつけてください。
入国審査での一例。
で、一番重要なのが空港での入国審査のときです。
WWOOFやworkawayのことをまだ知らない方も多くいます。労働ビザなどの適切なビザがない場合は、入国審査の「何目的で来たのか」という質問に「WWOOFやworkawayをやりに来た、ボランティアをやりに来た」などは絶対に言わないようにしましょう。
もし言ってしまうと、強制送還の可能性もあります。
今年の夏、ノルウェーでのWWOOF中、WWOOF事務局からのメールで
「シンガポールの2人の子が入国審査でWWOOFのことを言ってしまったため、国に戻された。」という趣旨の文章が届きました。
金銭のやり取りが発生しないWWOOFやworkawayは違法ではないのですが、政府の方からはまだしっかりとした了承はもらえておらず、グレーゾーン視されてるみたいです。
とにかく、入国審査のときは「WWOOF」や「workaway」といった単語は出さずに
「観光で来ました」
と言ったほうが無難です。
結論:世界旅行を安く済ましたいならWWOOFとworkawayを賢く使おう!
ここまで見てきて、WWOOFとworkawayに興味を持っていただけたでしょうか。
WWOOFとworkawayの良いところは、最初の方で触れたように安く海外旅行を済ませられることだけではありません。
現地の文化を深く知ることができたり、そこでの他のボランティアの人と友達になれること
も醍醐味のひとつです。
今でも互いの旅の状況を報告し合う友だちがいて、旅の途中で出会ったボランティアの人の家にお世話になったり。
このWWOOFとworkawayを使って旅をしたおかげで、
本当にまた戻ってきたいと思える、かけがえのない場所や人と出会うことが出来ました。
|
この3つのどれかに当てはまるなら、迷わずWWOOF(ウーフ)かworkaway(ワークアウェイ)を使ってみましょう!
登録方法だとかはまた後ほど紹介しますね^^
ではでは。