フィリピン探訪記:6日目
この日は先日、深夜4時まで起きていたにも関わらず、8時に目が覚めた。
元から、目覚まし時計でスッと起きれる人間ではないため、この日も他のメンバーの足音で目を覚ますこととなった。
(そもそも、フィリピンに来てから目覚ましなんてかけたことないが笑)
この日はヴィーノの家から少し離れたところにあるスパ施設のような場所に行くことになっていた。
遅めの朝食を食べて、例に漏れずみんなでワゴン車に乗り目的地に向けて出発する。
ただ、この日はフィリピンメンバーの一部が仕事や学校の関係でいなかったため、ワゴン車の中はこれまでのようにすし詰め状態ではなかった。
移動が楽になった反面、やはり人数が少なくなるのは寂しい感じもした。
車を走らせること約2時間。
トラブルもなく目的の施設に到着した。
到着後はちょうどお昼どきだったので、当然のように昼食の時間が始まる。
(今回はバイキング形式の昼食)
フィリピンメンバーの「one more(おかわり)」攻撃をモロに食らいながら、限界まで胃に食べ物を詰め込んだ後は、服を施設で貸し出してくれるものに着替えた。
これから、温泉や砂風呂に入る予定なので自分の服を着ていると汚れてしまうのである。
ということで、全員が服を着替えた後は温泉に移動するのだが、実は昼食を食べたところから温泉まではかなり距離がある。
なので、ここからは徒歩ではなく施設のバギーで移動する。
ただし、バギーといっても普通のバギーではない。
こんな感じのバギーである。
バギーというよりは軽トラの荷台に最低限のイスと手すりをつけただけのものである。
みんなここに乗り、立った状態で移動するのである。
バギーでの移動というよりは一種のアクティビティである。
ちなみに実際に体験した感想であるが、個人的にはフィリピンで体験したことの中で一番楽しかった。
というのも、このバギー。
山道の中を突っ切っていくのだが、道は整備されていないし、川の中に突っ込んで横断したりするのでかなり揺れるのだ。
しかも、唐突に揺れるのでどのタイミングで揺れるのかは予測不可能。
それに加えて、山道なので空気が澄んでいて、適度にひんやりしているので、めちゃくちゃ気持ちいいのである。
普通にハマりそうだった。
こんな感じで結構スピードも出ているのである。
ただの温泉への移動がアクティビティに変わる面白いアイデアだと思った。
そして、山道の中を突っ切って到着したのがこちら。
温泉といっても簡素な感じではなく、しっかりとリゾート施設として作りこまれていた。
というか、かなり本格的である。
温泉も1ヶ所だけではなく、いくつもある。
これが何もない山中にいきなり現れるのだから驚きである。
みんな思い思いに服を着たまま好きな温泉に入る。
場所によってお湯の温度が違い、水風呂から火傷しそうな熱湯風呂まで色々なバリエーションがあった。
ちなみに日本人メンバーにとっての適温はフィリピンメンバーには熱いらしい。
日本人が平気な顔して入っている温泉にフィリピン人がめちゃくちゃ熱さを我慢して入っている姿に国ごとの文化の違いを感じた。
温泉を堪能した後は、再びバギーに乗って昼食をとった場所と温泉の中間ぐらいにある施設に移動する。
次は砂風呂である。
日本でもよく見かける光景だが、みんなで横になって砂に埋もれた。
そして、この砂だが乗せてもらうと結構熱く、そしてやたらと重かった。
普通に乗っかっているだけなのに割りと強く体が圧迫された。
さらにそこからスタッフのお姉さんが砂を踏み固めるために上に乗っかってくるため、みんな乗っかられたときに「ぐえっ」と言っていた(笑)
ちなみに砂風呂を出るときに、起き上がろうとしたらアーロンに上から追加で砂を乗っけられ、危うくそのまま埋葬されそうになるという一幕があった(笑)
(フィリピンメンバーはこんなふうに小学生レベルのおふざけをかなりの頻度でやってくる笑)
砂風呂で一汗かいたあとはすぐ横で泥パックをする。
みんな一列に寝転がったところにスタッフのおばちゃんが容赦なく泥を塗りたくってきた(笑)
(泥パックなう、みんな泥まみれである)
しばらく泥パックをした後は、そのままの状態で最初に昼食を食べた施設まで戻る。
当然、泥はついたままで、バギーでの移動中に風で完全に乾き切って、到着する頃には全身がパッキパキになっていた。
施設にはシャワーがあったので、シャワーを使って泥を落としていく。
ただ、このとき、シャワーが冷たい水しか出ないという事態が発生した。
別にこれは故障でも何でもなく、もともと水しか出ないようになっているのだ。
フィリピンは基本的に暑いので水しか出なくても風邪を引くようなことはないが、シャワーを浴びているときはさすがにちょっと寒かった。
こういうときに日本だと温水が使えるのだと思うと、やはり日本には日本の、フィリピンにはフィリピンの良いところがそれぞれあるんだなと実感した。
ちなみに泥を落とした後は冗談抜きで肌がスベスベになっていた。
あと、ハリも出ていたように感じた。
施設のスタッフからめっちゃ効果があるとは聞いていたが、まさかここまで効果があるとは思わなかった。
う~ん、泥パック恐るべし。。。
この後は施設を後にし、またワゴン車に乗って移動する。
施設を充分に堪能して時間をたっぷり使ったのですでに時刻が夕方になっていた。
この日の夕食はヴィーノの家ではなく、帰り道の近くにあるナイトマーケットにあるレストランで食べることになっていた。
ということで、一路ナイトマーケットへ。
(ナイトマーケット、ショッピングモールのような雰囲気がしていた)
(こんなかんじのビュッフェ方式のレストランであった)
(みんなで食卓を囲む)
(セルフで作るデザート、バナナ+牛乳+甘いタピオカ+砂糖という激甘コンボだった^^;)
夕食をたらふく食べた後はヴィーノの家に戻る。
と、ここで1つ確認しなければいけないことがあった。
実はこの日の夜がフィリピンで過ごす最後の夜だった。
明日には空港に移動して、その日の便で日本に帰ることになっている。
フィリピンで過ごす最後の夜。
何かをするならラストチャンス。
ここでやらないと男が廃るというものである。
お察しのいい人なら、もう何を言いたいかは分かるだろう(笑)
ヴィーノの家でくつろぐ女性陣とは別に男性メンバーだけでワゴン車に乗り込む。
目的地はもう決まっている。
20分しないぐらい車を走らせて到着した。
(改めてみるといかにも感がすごい笑)
夜の世界へようこそ!
というわけで、男性陣だけで夜の街へ繰り出した。
ここで何があったかは詳しく書くと、このブログが各種セキュリティソフトに有害サイト扱いされてしまうので割愛する。
とにもかくにも、色々な意味でフィリピンを楽しみながら、フィリピンで過ごす最後の夜は更けていった。
フィリピン探訪記6日目 fin