【大工監修】箱根エコビレッジ家造り初日(根切り〜突固め)

箱根エコビレッジ集合写真

箱根エコビレッジで始まったタイニーハウスプロジェクト。いよいよ実地にて家造りが本格的にスタートしたので今後家を建てるときの備忘録として書き残しておこうと思う。

ちなみに完成予想図の模型(時間の都合で壁・屋根なしバージョン)はこちら↓

タイニーハウス模型

 

というわけで早速、箱根に向かって出発!

箱根61号

時刻は4月28日(土)AM7:30

なんで連休初日の朝っぱらからわざわざ箱根まで行って家をつくるのか?

そこに理由なんてない。やりたいからやるのだ。

強いていうなら男のロマンってやつだろう(参加者の半分くらい女性だけど)

 

塔ノ沢に到着したら即100メートルくらいの山を登る。

塔ノ沢

 

50kgのセメントを抱えて登る

カメラを向けられると自然と笑顔になるにっしーだが、後ろに担いでいるのは50kgのセメントである(よく見たら少しキツそうw)

この50kgのセメントを担いで山を登ったので正直これだけで1日の体力の半分以上を消費した。

なんで連休初日の朝っぱらからこんなことをするのか?

改めて言おう。これは男のロマンである(参加者の半分は…以下略)

 

家造りステップ1:場所の選定

まず家を建てるために必要なのは土地である。当たり前だが。

今回は1ヘクタールもあるエコビレッジ内の敷地内から家を建てるのに適した場所を探す。

青い空と白い雲

適した場所の条件とは、

  • なるべく平地
  • 家を建てるのに十分な面積
  • 法律的に建ててOK

この3つである。特に難しいことはないだろう。法律的にOKかどうかはネットで調べればすぐに分かる。

また斜面に建てても良いが、その場合スコップなどで地面を平らにする工程が1つ増える。

 

家造りステップ2:家の外枠を決める

場所の選定が終わったら次は家の四隅の場所を取る。家が最終的にどれくらいの広さになるのか目視できないと何も始まらないので必要な工程の1つである。

家造りで四隅を取る図

目印になるものであればなんでもいいが、今回は適当な木の板を家の四隅に打ち込む。

目印

こんな感じの塀っぽいものを4つの角につくる(ようやく家造りっぽくなってきた^^)

レーザーで水平を測る

ちなみに塀の横板は適当に打ち付けるわけでなく、レーザー光線を使って、すべての木の板が水平になるようにしないといけない

ここを適当にやってしまうとキレイに傾いた家ができあがってしまう。

ま、イマドキ一家に1台くらいはこの機械あるから大丈夫だろう。

「そんなもん持ってねーよ」という時代遅れなあなたには水盛管という数千円で買えるアイテムをオススメしよう。

今すぐ買うべし↓

 

糸を張る

そして、設計図の四辺の長さに合わせて糸を張っていく。この糸に沿って後のステップを進めていくので重要な作業である。

 

家造りステップ3:穴掘り・根切り

家を建てる上で大事なものは屋根でも壁でも柱でもない。基礎である。

かの有名なスカイツリーだって50mくらいの基礎の上に建っている。

「基礎が大事」という言葉はここから来ているくらいだ(諸説あり)

穴掘り 根切り

ひたすら50cmほどの穴を掘り続ける。

この日は雲一つない快晴。直射日光にジリジリと体力を削られ瀕死寸前。

やればやるほどなぜこんなことをやっているんだろう?と思わずにはいられない。

だが、何度でも言おう。

これは男のロマンである(参加者の(ry )

 

家造りステップ4:突固め

これは口で言うよりも見せたほうが早いだろう↓

今回はできる限り手作業でやっているが、工事現場などでよくガガガ・・・と機械でやっているアレである。

穴をほっただけじゃどうしても凸凹するのでこれも忘れてはならない工程の1つである。

 

砕石

そこに砕石を流し込み、地盤をしっかりさせる。

鉄筋 初日終了図

最後に鉄筋を埋め込み初日は終了。

この鉄筋は後ほどコンクリートを流し込んだときに強度を上げるためのものである。

 

初日終了

夜はみんなで山を降りて温泉〜居酒屋で乾杯。

やっぱり労働のあとのビールほどうまいものはない。

月夜と箱根 ビール 唐揚げ 月見つくね 親子丼

今回は鳥とハイボールの居酒屋「フライングチキン」にお邪魔した。

リーズナブルでうまい上になんと送迎付き!だったので、箱根を訪れた際はぜひ行ってみて欲しい。

 

続きの記事(2日目ベタ基礎作り)はこちら