こんにちは。初海外でのWWOOF(ウーフ)をノルウェーで行ったジローです。
ノルウェーでのWWOOF先には、2019年の7月22日~8月8日までの計18日間お世話になりました。
初めての海外ということで、胸を高鳴らせながら挑んだノルウェーでのWWOOF。
そこでのWWOOFは他のウーファーと接する機会が多かったのですが、来るウーファーはカップルばかり^^;
今回はそんな「カップルたちに囲まれる日々を送ったノルウェーでのWWOOFはどんな感じだったのか」についてお話していきます。
目次
ノルウェーでお世話になったホストさん
今回お世話になったのは、ノルウェーとスウェーデンの国境近くで、3匹の子犬と暮らす1人の男性のホストさん。
いつも高らかに笑い、僕に「Are you happy?」と朝イチで必ず聞いてくるごきげんなホストさん。
ここは食用の肉となる牛を放牧している農家さんでした。
牛の種が違うのでしょうが、日本で見かける牛とはまるで顔つきが違う。
なんだかシュッとして見えました(笑)
海外になると、動物まで顔つきが変わるんですかね。
といっても牛は完全に放し飼いで世話をすることはなかったです。
本業はノルウェーとスウェーデン間でLEDの輸出入を行っているのだそう。
自身で建てたというオフィスも持っていました。
ホストさんは「牛を放牧しているだけじゃ大赤字でやっていけないよ」と言っており、やっぱり農業1本で生きていくのって難しいことなんだなと実感しました。
今後僕も農業するつもりなのだけど、どうしようかなぁ。。
そんなホストさんですが、家の裏に大きな湖のある静かで自然豊かな場所に生活をしていました。
山奥で誰にも邪魔されない空間の中で暮らす、そんな日々を送っていました。
ノルウェーでの一日の流れと仕事内容について
一日の流れを表にまとめてみましたので、こちらをご覧ください。
07:30 起床&朝食
08:00 仕事開始
11:00 仕事中断
12:00 昼食
14:00 仕事再開
16:00 仕事終わり
19:00 夕食
23:00 就寝
仕事が終わればその分早く終了って日も多かったです^^
一日の流れは大体こんな感じです。それでは詳しく見ていきましょう。
そこでは7:30に起床して、朝ごはんを食べます。
朝ごはんは自分でテキトーに取ってねという感じでした。
1人1人別々のタイミングで食べ始めます。
8:00を過ぎた頃に一日の仕事が始まります。
ここでやった仕事は主にペンキ塗りと牛が逃げないように電気柵の修理。
ペンキ塗りや柵の修復の仕方など、ホストさんが丁寧に実演して「こうやるんだよ」と教えてくれました。
初めての海外WWOOFで、英語があまりしゃべれない僕にも優しく接してくれたのが嬉しかったです。
また、ペンキが服につかないように作業服と手袋、靴まで貸し出してくれました。
色々と気遣ってくれます。
作業中の話ですが、ノルウェーといえど季節は7月。
なんとびっくり北欧なのに30度近くまで温度が上昇。
ホストさんも「今年は暑すぎる、こんなことなかったよ。」と言っていました。
ここまで暑くなるとは予想していませんでした。
と、びっくり。
夏といえども北欧ってめっちゃ涼しいイメージありますもんね。
その暑さもあってか、大体11:00に仕事を中断します。
それで少し休憩して12:00あたりに昼食を頂きました。
暑さが和らぐのを待ち、14:00頃に仕事を再開。
僕らウーファーが作業しやすいようにと、午後は影になる部分で作業をさせてくれました。
上の写真は、納屋の上部分にペイントをするために足場に登る様子。
足場は人が1人通れるくらいの横幅で、高さが4m近くあるので結構怖い^^;
足場はしっかり固定されてるとは言え、落ちたらケガ確実なので常に気を張って作業してました。
ペイント以外にも、ホストさんの家の中と外を掃除したりもしましたよ。
16:00になると仕事が終了。
これよりも早く終わることも多々。
土曜日に至っては午前中だけの仕事。
仕事が終わったらほぼ毎日湖へ泳ぎに行きました。
泳いでいると、ペットのイヌが犬かきしながらやってくるのでとても可愛かったです。
泳ぎ疲れたら、岩場に寝そべって日光浴。
ホストさんもよく日光浴をしていました。気持ちよさそうに眠ります
また、そこには高さ10mくらいの崖にロープも設置されていて飛び込みにチャレンジすることも。
意を決して崖から飛び込むと一瞬フワッと感覚がなくなり、あっという間に水面に落ちる。
一度だけ胸を水面に叩きつけてしまってかなり痛かったです(笑)
19:00あたりに家に戻って夕食を食べます。
食べ終わったら、ホストさんや他のウーファーとバドミントンやサッカーしたり。
いつまでたっても日が沈まないのでずっと外で動けました。
23:00頃になるとようやく暗くなってくるので、その時間になったら就寝します。
そんな一日を過ごしていました。
ノルウェーで出会った他のWWOOFer(ウーファー)
ここであったウーファーは合計4人。
・フランスから来たノルウェーを旅行中のカップル ・ドイツから来た僕と同年代のカップル |
です。
ウーファーじゃなかったですが、ホストさんの娘さんとその彼氏さんも休暇ということで4日ほどそこにいました。
ここにカップルしか居なかったので、一時期すごく居心地が悪かった(笑)
フランスから来たカップルは最初の1週間だけ一緒に過ごしました。
仕事の腕は確かでしたが、常時イチャついてたのを覚えています(笑)
フランスの人はキスが挨拶とは聞きますが、1日少なくとも5回はキスしてました。
彼らは北西のフィヨルドを見に行くということで、長期休暇がてらWWOOFをしているのだそうな。
あと旅費を安く済ませたいと。
彼氏さんと一緒に作業することが多かったのですが、彼の話す英語について行けなくて困らせる事が多かったなと。
母がイギリス人ということで、英語はネイティブ。
日本人の一般的な英語はアメリカ英語なのでイギリス英語は聞きとりづらいと以前に耳にしたことがあります。
その評判通り、彼が話しているイギリス英語は本当に聞き取れない^^;
耳が慣れてきた5日目辺りからは、徐々についていけるようになりましたがやはり難しかったです。
ホストさんと彼とのやり取りを聞きながら「この場面ではこのフレーズを使うのか!」と、一生懸命英語を吸収していました。
実際の会話をみて実践することほど、勉強になることはないですね。
ドイツから来たカップルは僕と同い年。後半の1週間を一緒に暮らしました。
車でヨーロッパを周遊していて、その傍らWWOOFをしているとのこと。
結構長らく一緒にいるようで、フランスのカップル程はイチャついてなかったです。
僕が居心地悪く感じないようにと、2人で会話するときもドイツ語は使わずに英語で会話をしてくれてました。
第2言語でも問題なく会話できるってすごいですよね。
積極的に会話も振ってくれますし、一緒に過ごしやすい微笑ましいカップルでした。
このカップルとは自由時間も一緒に過ごすことが多かったため、今でもやり取りが続くほど仲良くなりました。
さすが北欧と言わんばかりのおしゃれな宿泊場所
宿泊したのは、ホストさんのお家の1室。
2階建てで、1階に5部屋+ベランダ、2階にも6部屋とかなり広々としたお家。
さすが北欧と言うだけあって内装はおしゃれ。
2階のお部屋に住まわせてもらうことになりました。
机、ドライヤー、ベッド、クローゼットなどなど完備。
文句なしのお部屋です。
ここの鍵がおとぎ話に出てくるような形をしていたことに感動を覚えました(笑)
シャワーと洗濯機は1階にあってホストさんと共有。
シャンプーも使っていいよと気軽に貸し出してくれました。
どこまでも太っ腹なホストさんです。
ノルウェーでの食事について
ここでの食事は僕らウーファーがつくったり、ホストさんが作ったりと様々。
朝は軽めで、パンにジャムを塗って食べたり、シリアルを食べました。
ここでは、「ツアツィキ」というピクルスをクリームチーズとマヨネーズで組み合わせたペースト状のものを食べたりもしました。
酸味と甘味が絶妙なバランスでやってくるので、これが結構やみつきになります。
昼はホストさんと一緒にサラダを作ります。
キャベツ、りんご、トマト、パプリカ(赤、黄、緑)、オリーブ、玉ねぎ、きゅうりなど多くの食材を混ぜ合わせて作りました。
ホストさんは彩りも大事にしていて、緑一色ということはしません。視覚的にも楽しめるサラダでした。
ドレッシングはバルサミコ酢とオリーブオイル。
ここのホストさんお昼はサラダだけしか食べない生活をしているといいます。
「お腹が空かないの?」
と尋ねてみると、もう何年も続けているから慣れてしまったとのこと。
サラダの量が多いとは言え、僕は流石におなかが減るのでパンと一緒に食べていました。
夕食は景色がきれいなベランダで食べます。
なぜならこの時期、ノルウェーの日はかなり長いから。
夕方になれば、温度も心地よいです。
23:00ごろにようやく暗くなり始めたかと思いきや、朝の4時にはすでに朝日が顔を出していました^^;
本当にびっくりするほど一日が長い。
夕食はこういう感じでたくさんの料理がでてきます。
じゃがいもがメインの日もあれば、パスタの日、お米の日と、同じものを続けて食べず毎日ローテーションといった感じ。
「日本ではほとんどお米しか食べないよ」
と言うと、「よく毎日飽きないよねえ」と。
よく考えると、たしかにずっとお米だけ食べてるのって飽きそうですもんね。
なんでこんな米ばかり食べてるのに飽きないんだろうと不思議に思いました。
食後にはケーキが登場します。
と言ってもこのケーキは僕が作りました(笑)
ウーファーが来たときは、誰かがケーキを作るのだそう。
フランスのカップルがいたときは彼らが作っていましたが、いなくなってからは僕が担当することになりました。
初めてオーブンを使ってケーキを作ったにしては上出来でしたよ(笑)
食後はおしゃべりしたり、こういう感じで楽器を演奏して過ごしたり。
僕が三線を演奏することもありました。
楽器があれば、言葉を使わずとも仲良く慣れるのでいいですよね^^
そして、ホストさんの娘さんとその彼氏さんが遊びに来ていたときは湖でバーベキューをして過ごしました!
みんなで湖を眺めながら食べるバーベキューはかなり美味しかったです。
焼けた肉を野菜とともにバンズに挟んで食べたり、ホットドッグを作って食べたり。
ここでも三線を演奏する機会がありました。
本当に楽器持っていってよかったなと思いました。
海にたくさんでかけたノルウェーでの休日
休日は全部で5回。
ほぼすべての休日、ホストさんが僕らをどこかに連れて行ってくれました。
とある日はバルト海へ。
りんごを持っていき、日光浴をしながらムシャムシャと頬張りました。
また別の日には大西洋へ。
いつでも3匹の犬と一緒に移動します。
どこにも出かけない日には、家の裏の湖でカヌーに乗ったり。
初めてのカヌーでしたが、スピードを出すのがスゴく難しい。
フランスのウーファーの彼がカヌー経験者ということで、漕ぎ方を教えてもらいました。
その他ボートに乗って湖全体をグルーっと回ったり。
自然の中で過ごした日々でした。
最後の休日にはノルウェーとスウェーデンの国境近くのお店で夕食に。
国境を超えるだけで値段が結構変わるのだとか。
ノルウェーのほうが物価は高いみたいです。
一度はやってみたかった国境をまたいでの写真撮影!
写真左側がスウェーデンで、右側がノルウェーです。
ドイツから来たウーファーの彼女さんと一緒に腕を広げて写真をパシャリ。
2つの国をまたいで立ってるというのはなんとも感慨深いものでした。
今でも思いでに残っているシーンの一つです。
ノルウェーでのWWOOF(ウーフ)はホストさんに助けられた日々でした!
初海外でのWWOOFはこんな感じでした!
最初は英語が通じるかどうか不安でしたが、ホストさんがすごく優しくて色々配慮してくれました。
少しずつ話せるようになる毎日が楽しかったです。
日々英語のフレーズを毎日勉強していましたおかげでもあります(笑)
また、自然も豊かで毎日それに触れながらゆったり過ごすそんな毎日でした。
時間を気にしないで気の赴くままに動く。そんな1日も悪くないものです。
またいつか戻ってきたいと思える場所が1箇所目のWWOOFにしてみつかりました。
それではこのへんで。
ここまでお読み頂きありがとうございました^^