JFK空港での空港泊。ターミナルごとの解説とともに、最も快適に過ごせる場所を紹介します!

ニューヨークからこんにちは。

タイムズスクエアでの年越しのためにJFK空港で計40時間ほど過ごしていたジローです。

ここに来る前にネットでWi-Fiの情報やここでの空港泊について調べたのですが、情報が古かったり間違ったものが多いこと多いこと。

24時間空いてないだとか、Wi-Fiは有料だとか、、、

 

なので、この記事ではJFK空港に2日間滞在した僕の体験を元に「実際はこうなっている!」という情報をお伝えします。

 

便の欠航や早朝の便を予約したために空港泊をしなければならない、お金がなくて節約したい、そんな人に向けてJFK空港での過ごし方を解説していきますね^^

 

空港泊する場所(ターミナル)を選ぶポイント

最初に空港泊をする場所を決定する上で押さえておきたいポイントを軽く紹介します。

ポイントは全部で4つあります。

・Wi-Fiがつながるか

・充電できるか

・食べ物が手に入れやすいか

・仮眠がとれるか

という項目です。

 

これらを頭にいれて宿泊するターミナルを探していきましょう。

 

JFK空港の構造

JFK空港はターミナルが全部で6つ、1・2・4・5・7・8と分かれています。日本への直行便はターミナル1・4・7からでているようです。

この大きなJFK空港ですが、それぞれのターミナル間はAIR Train(エアトレイン)というターミナル巡回線に乗って無料で移動することが出来ます。

 

エアトレインは全部で3種類

ちなみに、エアトレインは全部で3種類あります。

1つは6つのターミナルをずっと周回している黄色の線(To All Terminals)。

ターミナルのみを巡回するエアトレイン

2つ目がターミナルだけでなく、市内へ向かう地下鉄の駅にもつながる赤色の線(To Jamaica)です。

3つ目も同様にターミナルだけでなく、市内へ向かう地下鉄の駅にもつながる線です。

緑色の線(To Howard Beach)がそれで、赤色の線とは終着駅が違います。

ターミナル以外へも繋がる2つのエアトレイン

この地下鉄の駅につながる2つの線は、どちらも5分おきにやってきます。

エアトレイン内の様子

電光掲示板が数台設置されているので、表示を見ながら行きたいターミナルへ移動しましょう!

 

ターミナルごとの解説

今回はチェックイン前にのみ利用できるエリアについて解説していきますね。

 

確実に充電したいならターミナル1

ターミナル1のポイント

・エアトレインを降りて徒歩1~2分。

・フードコートあり。

・ベンチや机が多め。

・充電できる場所が全てのターミナルで1番多い。

・荷物を預けられる。

JFK空港の全ターミナルの中で最も使い勝手のいい場所がターミナル1。

1階には到着口の他にタクシー乗り場と売店。

2階には搭乗口、売店。

3階にはフードコート。

といった充実した設備があります。

 

特に3階のフードコートはたくさんの机のや椅子の他、座り心地のいいソファーがあります!

3階フードコートの様子。

さらには充電できる場所まで付いているという豪華仕様!

スマホやパソコンは必須のアイテムですのでこうやって充電できるのはありがたいですよね。

写真左中央にある黒色の細長い仕切りにコンセントあり。

人が多くても困らない大量の机と椅子が並んでいる。

そして1階にも椅子と机、コンセントが完備されています。

3階はコンセントがありますが、フードコートということもあり使われていることが多いです。

そういう場合に利用したいのが1階のこの場所。必ず1つは空きがあるので困ったらぜひ。

座って作業をするための場所。コンセントがずらり。

写真はないですが1階の西側に荷物を保管してくれる場所があります。

タイムズスクエアで年越しをする際には、大きな荷物は持ち込み不可なので積極的に利用したいところ。

 

僕が利用したときの料金は、1日で荷物1つあたり12ドルでした。

 

日本のコインロッカーよりはお高めですね。

 

一番小さいターミナル2

ターミナル2のポイント

・エアトレインを降りて徒歩5分。

・小さい。

・アクセスするために外を歩く必要がある。

ターミナル2はJFK空港の全ターミナル内で最も小さいです。

結論を言ってしまえば、そこから飛行機に登場する人以外は行く価値がないです。

 

さらに、エアトレイン乗り場から離れているのに加え、ターミナル2にアクセスするためには外を歩いて行かないといけません。

冬のニューヨークは寒いので、できれば外には出たくないですよね。

ターミナル2につながる通路。

ターミナル2の中は本当にこじんまりとしていて、売店などもありません。

 

ターミナル2の荷物を受け取る場所。

2階に上がっていないので2階のことについては何も言えませんが、少なくとも1階には何もないです。

あるとしたらSimカードの自販機くらいでしょうか。

画面中央右の青色の部分にコンセントあり。

以外なことに、こちらには充電できるスポットが用意されていました。

座りながら充電と言ったことは出来ませんが、急に充電が必要になった場合には役立ちますね。

 

24時間営業のお店があるターミナル4

ターミナル4のポイント

・エアトレインを降りてすぐに着く。

・天井が高く、大きめである。

・待合スペースとして1箇所にまとまって椅子が設置されている。

・荷物を預けられる。

・24時間空いているお店もあり。

ターミナル4は可もなく不可もなくと言った印象です。

タクシー乗り場、売店、椅子といった1通りの設備はあるのでここで空港泊をするのもありでしょう。

さらにここにある売店の1つは24時間営業です。

タクシー乗り場。

椅子は下の写真のようにまとまって設置されています。ここの正面は到着した方々が出てくるゲートとなっていました。

クリスマスツリーと椅子で休憩する人達。

ただ問題としては、充電できる場所がないということ。居心地としては全く悪くないです。

しかし、充電ができないのは空港で長時間すごす僕らには死活問題ですよね。

 

「充電は別にいらないかな」

と思う方なら、ここで過ごしてもいいと思います。

荷物を預けられる場所。

また、ターミナル1と同様に荷物を預けられる場所が設置されているので、タイムズスクエアでの年越しの際には利用していきたいですね。

 

 

Wi-Fiの電波が良いターミナル5

ターミナル5のポイント

・エアトレインから徒歩6分。

・椅子が多めに設置されている。

・充電ポイントあり。

・売店も設置されている。

・Wi-Fiの質が良い

ターミナル5のポイントはなんと言ってもWi-Fiの質の良さです。

 

後で解説しますが、ターミナル5だけはアクセスポイントが他の場所と異なっています。

そのこともあってかWi-Fiの速度も速く、ビデオ通話もかなり快適にできました!

ターミナル5の1階部分。奥行きがある。

上の写真のように右側には売店、左側には荷物を受け取るところがあり、それが100mほど続きます。

真ん中の椅子近くにコンセントあり。

さらに嬉しいことに充電スポットもしっかり設置されていました。しかし、座って充電できるのはここだけでコンセントは全部で4つ。

 

僕が行ったときには先客がいて、占領されちゃっていました。

立ちながら充電できるのはここ。

そんなときに使えるのがこれ。「座って作業しながら充電!」のようなことは出来ませんが、「一刻も早く充電がしたい」というときには便利です。

 

荷物を受け取るレーンの間に設置されていますので、必要なときに使ってみては?

 

作業台つきの椅子があるターミナル7

ターミナル7のポイント

・エアトレインから徒歩2分

・椅子に作業台がついているものがある。

・充電スポットが設置されている。

・売店も設置されている。

ターミナル7も一通りの設備は設置されています。ターミナル7の特徴は、椅子に小さな作業台が付いているところですかね(笑)

作業台つきの椅子。

あるものとないものがありますが、これのおかげでパソコン作業は非常にやりやすかったです。ちゃんとしたテーブルがあるところには負けますが。

割と椅子は多めに設置されている

ターミナル7自体はそこまで大きくないですが、椅子が多めに設置されています。そのためここに行けばどこかしらで座って作業することが出来ますよ^^

ターミナル7の1階にある充電スポット。柱に設置されている。

そして1階には充電スポットも完備!

こちらも座って充電といったことは出来ないですが、あるだけ嬉しいですね。

 

ベンチのないターミナル8

ターミナル8のポイント

・エアトレインから徒歩3分

・ベンチが少ない

・売店あり

ターミナル8はターミナル2と同様に、用事がないのなら行く必要はないです。

椅子がないので窓近くの柱に腰かける人たち。

ターミナル8には椅子らしきものが見当たらず、休んだり作業できる場所が限られています。

ほとんどの人は写真のように窓近くの柱に腰かけていました。質感は固いので、寝転がったりするのはあまり向いていないですね。

 

写真はないですが、しっかりタクシー乗り場や売店もあります。

ターミナル1・4と同じく荷物を預けられるところがあるのでタイムズスクエアで年越しをする際は利用していきましょう。

 

JFK空港のWi-Fiの使い勝手はどんな感じ?無料で使えるの?

2020年となった今では、JFK空港にもしっかりフリーWi-Fiが完備されています。速度は少し遅めですが(笑)

 

Wi-Fiに繋ぐためにはスポンサーの広告を15秒視聴する必要がありますが、それだけです。

15秒経過してしまえば残りは思う存分Wi-Fiを使用することが出来ます!

 

※2017年頃までは「Wi-Fiに繋げられるのは30分だけ」という制限時間が設けられていたようです。2020年現在はその制限がなくなっていました。

 

人の少ない深夜の時間帯ならばYoutubeも2倍速でもストレスなく視聴出来ます。

 

その一方、お昼時など混雑する時間帯は時々Wi-Fiの接続がかなり弱くなります。場所によっては切れたり、繋がらなくなることも多々^^;

 

特にターミナル1はフードコートなどの設備が一番充実しているので混雑しやすいです。

人の多い時間帯のWi-Fiは気持ち程度で利用したほうが良いかも。

 

ターミナル5のWi-Fiがオススメ!?

「Wi-Fiが気持ちよく使えないのは困る!」

「動画を見て時間を潰したい!」

とお考えのそこのあなた! 

 

そんなあなたにぜひ利用してほしい場所がターミナル5。

 

不思議なことにターミナル5だけは他のターミナルで使えるアクセスポイントが存在せず、別の種類のフリーWi-Fiが飛んでいます。

 

その名もBlue JetというフリーWi-Fiです。

これは他のターミナルと違い広告を視聴することなく使用できる上に通信速度も安定かつ強めです

 

なのでSkypeを使った通話をしたいときや、ブログなどの更新はターミナル5を活用していきましょう!

 

数は少ないですが、ターミナル1と同様にターミナル5もコンセントが周囲にありますので充電にも困りません。

 

僕自身もターミナル5のWi-Fiはよく使用していましたよ^^

 

JFK空港で快適に過ごすならどこがいいのか?

まずはこの表をご覧ください。

  T1 T2 T4 T5 T7 T8
Wi-Fiの良さ
充電できるか × ×
食べ物の手に入れやすさ × ×
仮眠のとりやすさ ×

この表を元に、快適で過ごせるターミナルのランキングをつけてみました。

1位. ターミナル1

2位. ターミナル5

3位. ターミナル7

4位. ターミナル4

5位. ターミナル2

6位. ターミナル8

の順番となっています。

 

さきほども言ったように、空港泊をする上で考慮に入れるべきものは

・Wi-Fiが使えるか

・充電できる場所が近くにあるか

・食べ物が手に入るか

・仮眠が取れる場所はあるか

というところ。

 

そういう面から見てもターミナル1と5、7が優れていますね。

ターミナル1の良い面は、テーブルがおかげで突っ伏して仮眠を取ることができるというところ。

 

本来であれば椅子に寝転がって仮眠を取れるのがベストなのですが、JFK空港の椅子はすべてに取手がついており寝転がる事ができません。

となると背もたれが短いこのタイプの椅子では、睡眠が十分に取れません。

 

そういうわけで、テーブルに体重をあずけて眠ることのできるターミナル1をオススメしています。

作業をする面でもテーブルがあるターミナル1が他よりも快適です。また、フードコートもあって食べ物が手に入れやすいですしね^^

 

仮眠でなく動画を見て時間をつぶしたいという方は、Wi-Fiの通信速度に定評のあるターミナル5を使うといいです。

やりたいことに合わせてターミナルを移動するといいですね。

 

結論:快適に過ごすのならターミナル1か5がオススメ!

空港泊をする上でオススメなのはターミナル1かターミナル5の2つです。

ずっと1つの場所でいるのも退屈だと思いますので、自分の用途に合わせて場所を移るといいでしょう。

・ゆっくり過ごしたい。

・仮眠を取りたい。

・お腹がすいたのでなにか食べたい。

そういう気分の場合はターミナル1を。

・Skypeを使った通話をしたい。

・ブログなどの更新をしたい。

・動画を見て時間をつぶしたい。

そんなときにはターミナル5を利用すると良いですね。

 

もし作業や動画を見ることに疲れてしまったのなら、ターミナル見学をして回るのも一つ手です^^

JFK空港のターミナルはそれぞれ異なった雰囲気があるので、それを見て回っても面白いですよ。

 

この記事が快適な空港泊をするためのお役に立てたら幸いです。

それではこの辺で。次回の記事でお会いしましょう^^